掛川は咲希の行動確認を続けていたが、怪しいところは見つからない。咲希が誰かをかばっているのではないかと考え始める奈美。

2人は再び、咲希が勤めるスーパーへ。もう話すことはないと言う咲希に対し、奈美は、本当のことを話してほしいと頼む。

咲希は、1ヵ月ほど前に「自分の口座がトラブルで使えなくなったから」と、恋人のパクから口座を貸してほしいと依頼され、その言葉を信じて口座情報を教えたと明かした。

何かの間違いだとパクをかばう咲希に、奈美は「何か知られたくないことがあるのではないか」と尋ねる。すると咲希は、奈美に自分のスマホを渡した。

咲希(桜井玲香)のスマホから新たな事実が判明!国際ロマンス詐欺に遭っている可能性も浮上

パクの正体を突き止められれば、情報犯罪グループの中枢に切り込むことができる。

清水紗枝(黒島結菜)が咲希のスマホを解析。パクがどんな人物なのかという情報はネット上に残っていなかったが、咲希がパクに送金していたことが判明。咲希は国際ロマンス詐欺に遭っていた可能性が高まる。

奈美は、頑なな咲希を説得するように、パクへ送金した理由、本当に恋人なのかと疑問を投げかた。さらに奈美が、パクとDMのやりとりをする様子を確かめさせてほしいと頼むと、咲希は拒絶して立ち去ってしまう。

清水、南方、田辺智代(馬場園梓)は、咲希とパクがやりとりした大量のDMをすべて調べたが、手がかりとなりそうな会話は見つからない。

恋人にだまされているかもしれないのに、咲希は動揺を見せずにパクを信じ切っているのはなぜなのかと疑問を抱く奈美。彼女は、清水たちが調べ終えたDMのログをもう一度、全部見返す。

1人で作業を続ける奈美を見かねて、山内徹(横山裕)が声をかける。

奈美は、咲希について「恋人にだまされたかわいそうな人」という思い込みがDICTメンバーのなかにあること、その先入観の危険性を指摘。先入観なしに情報を見ることで、突破口が開けるかもしれないと語る。

山内は奈美の執念にあきれつつも、手伝うことに。

結局、徹夜してログを調べる2人。その中にあった、ひまわりのフラワーアレンジメントの写真に目を止める奈美。それはパクから咲希への誕生日プレゼントで、咲希は届いた花束を持って自撮りした写真を送っていた。

パクの存在を示すものはネット上でしか確認できなかったが、この花束は実在。パクにつながる唯一の手掛かりが見つかった。