その日の夕方、マンションの一同は1階の永島家に集まっていた。

「また集まりたくなった」と皆をもてなす慎一に、お礼を言うあん。ゆずがいない家であんと2人きりになりたくない渉は、慎一にホームパーティを開くよう頼んでいた。あんはそのことを見抜いたのだった。

渉が2人きりになりたくないのは、例の離婚の約束が発端なのかと尋ねるさとこ。それを聞いた奈央と志保は、納得した表情を浮かべる。皆がそのことを察知していたと知り、渉は愕然。さとこに促され、あんは改めて離婚の意志を伝えた。

渉(北村有起哉)のことが「嫌いだからじゃない」あん(仲間由紀恵)が抱える思い

「夫婦の話は分からない」と思われることを危惧した奈央と志保は、自分たちがこの場にいてもいいのかと尋ねる。皆がいてほしいと伝えるなか、渉は2人とは絶対に恋愛関係にならないから楽だと笑顔。その言葉を聞き、奈央と志保はドン引きする。

子どもたちは離婚の話を知っているのかと聞かれたあんは、自分が2人に話すまでは黙っていてほしいと伝えた。

その頃、ゆずは順とファミレスにいた。自分が二十歳になったら離婚するという、昨夜の2人の話を聞いてしまっていたゆず。そんなゆずの話を、順は平然と聞く。

順は、幼い頃にあんが泣きながら離婚したいと訴えたことを覚えていたのだ。次第に「お母さんを助けたい」と思うようになり、成長するにつれ天使のようないい息子になってしまった、とにこやかな表情を見せた。

慎一の手料理を囲んで談笑するなか、渉は改めてあんに離婚の理由を問う。

渉が嫌いだから離婚したいわけではないと話すあんに対し、意味が分からない渉。あんは「あなた個人の問題じゃない」と繰り返し、子どものことは可愛いと思う一方で「母」でしかない自分が苦しかったと打ち明けた。

自分自身のことを我慢しなければならない環境に耐えられない、と涙ながらに訴えるあんを、さとこは優しく抱きしめる。

子どもが大人になったら自分に戻ると決めていたから生きていることができた。だから決めた通りに離婚する、と渉に伝えるあん。それを聞き、渉は何も言えなくなり…。

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