宮崎美子さんが、主演を務める土ドラ『介護スナックベルサイユ』で共演する杢代和人さんの印象を語りました。
土ドラ『介護スナックベルサイユ』(東海テレビ・フジテレビ系)は、一見どこにでもあるスナックながら、看護師や介護資格をもつスタッフが常駐する「介護スナックベルサイユ」が舞台。店を訪れる高齢の客たちがたちまち元気になるという不思議な空間で、最後まで人生を楽しみたいと願う人たちの希望を叶えるファンタジードラマ。
客の目当ては、特製ワイン「SEE YOU IN MY DREAM」。飲めるのは生涯でたった一度で、それも、お一人様1杯だけ。しかし、飲めば、会いたい人に会えるという“魔法のワイン”です。

2025年3月に特別企画として2週にわたって放送され、“人生100年時代の応援歌”として多くの反響を呼んだ『介護スナックベルサイユ』が、宮崎さん演じる上杉まりえママをヒロインに連続ドラマとして蘇ります。
デビュー45周年を迎えた宮崎さんに、24年ぶりの連続ドラマ主演、バージョンアップした今作の魅力、ゲストとの撮影エピソード、人生の最期に会いたい人などについて聞きました。
宮崎美子『介護スナックベルサイユ』続編制作は「本当にうれしかった」
――3月に特別番組として放送された同作が連続ドラマ化されると決まった時のお気持ちは?
チームの雰囲気や物語の設定、世界観がすごく新鮮で楽しかったので、また続きができたらいいなと思っていました。今回、連続ドラマとしてより長い期間で放送できることが本当にうれしかったです。
前作では、住宅街の中にある、昭和の雰囲気漂うスナックをお借りして収録しました。ご近所の皆さんや、実際のママさんにもエキストラで参加していただいたりして、すごくいい雰囲気の現場だったんです。
ただ、待機場所がなくて、寒い中、外のテントの下で待つなど厳しい条件でした。でも、それがなんだか合宿みたいで、かえって結束を強くしたという効果もあったので、今作に活かせるのではないかと思います。
――今作の撮影条件はいかがですか?
今は営業していないレストランをお借りしているのですが、待機場所も快適で、本当にありがたく思っています。
前作は、お店が狭くて引きの画が撮れなかったのですが、今回は広くて明るいお店なので全体が撮りやすくなりました。それぞれの衣装もちょっと鮮やかになったり、セクシーになったり、ゴージャスになっています。そういうところも楽しんでいただけると思います。

――今作では、まりえママが主人公となり、宮崎さんにとっては24年ぶりの連続ドラマ演作となります。
主演といってもいろいろな形があると思います。大黒柱型の物語の中心になる主演と、縁の下の力持ちタイプともいえる主演。今回の場合は、スナックのママという立場で、その場を支配しているという意味での主演です。
レギュラーキャストの皆さんはじめ、毎回いろいろなゲストがお見えになるんですけれども、その皆さんに気持ちよく楽しく、常にベストなパフォーマンスができるように支えていくのが私の役目だと思っています。