水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷さんの半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。
好景気に浮き足立つ世相の一方で、渋谷の片隅にはまだ何者でもない若者たちの苦悩と挫折、ときに恋模様も。不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが、目と目を合わせ、心と心を通わせ、ときに激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた「1984年」という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描きます。
2025年10月1日(水)に放送される第10話のあらすじを紹介します。
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』第1話
昭和59年秋。蜷川幸雄に憧れる演出家の卵・久部三成(菅田将暉)は、路頭に迷っていた。彼のあまりの横暴ぶりに、劇団から追放されてしまったのだ。
あてもなくさまよう久部が迷い込んだのは、怪しいアーケード街。

ネオンが光るその商店街は八分坂。渋谷駅から8分でたどり着くから八分坂と呼ばれているのだが、そのアーケードにはこう刻まれている。
「Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)」
案内所のおばば(菊地凛子)に誘われて、久部はWS劇場の扉を開く。そこは、遊び慣れていない久部にはハードルの高い、劇場なのだった。

演劇青年の純粋な思いを軸に、時にある家族を描き、時に喜劇と悲劇を同時に描いていく。八分坂という小さな世界に住む、愚かで愛(いと)おしい人々が、1人の青年に翻弄されていく…。
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