きゃりーぱみゅぱみゅさんが、『ザ・ノンフィクション「生きる歌2〜帰ってきた三角公園の歌姫〜前編」』(12月7日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。

日雇い労働者の街として知られる大阪・西成の「三角公園」で、“魂の歌”を響かせてきたジャズシンガー・坂田佳子さん(52)。かつて決別した三角公園に再び帰ってきますが…2023年8月の放送に続く、シリーズ第2弾です。

ナレーション収録後、きゃりーさんにインタビュー。約2年ぶりに佳子さんを見守って感じたことや、同じ歌い手として思ったこと、自身にとっての“居場所”について聞きました。

三角公園に戻ってきた歌姫 そこへ余命宣告を受けたファンが現れ…

三角公園に再び、あの歌声が帰ってきました。

日雇い労働者の街として知られる大阪・西成。通称「三角公園」で“魂の歌”を響かせてきたのが、ジャズシンガー・坂田佳子さん(52)です。

店先のライブで歌う坂田佳子さん

かつては高級ホテルでも歌う実力派でしたが、酒による問題行動で仕事を失い、夫からは見放され、この街に流れ着きます。感情むき出しの歌声はSNSで話題となり、「三角公園の歌姫」と話題になる一方、興味本位でカメラを向ける客とのトラブルが続き、「見せ物」になっている現実に苦しんでいました。

そんな佳子さんの歌に救われた人がいます。ステージ4のがんで医師から「余命半年」を告げられた仁美さん(57)。YouTubeで偶然出会った歌声が生きる力となり、「一日でも長く佳子さんの歌が聴きたい」とライブに通い続けました。

闘病中のファン、仁美さん

一方、佳子さん自身も“がんの疑い”を抱えながら歌い続けていました。

佳子さんの体調は急激に悪化し、歩くことさえつらくなる日々。やがてライブで歌うことも難しくなり、仁美さんは「もう一度、あの歌を」と願い続けていました。

そんな中、「三角公園に降臨します」と佳子さんがSNSに投稿。原点である公園に戻る決意でした。

そして当日。三角公園に帰ってきた佳子さんの前に、余命宣告を受けた仁美さんが涙ながらに姿を見せます。不器用で、まっすぐで、聴く人の心を突き動かす坂田佳子の歌声が再び、三角公園に響き渡るのですが…。