きゃりーぱみゅぱみゅさんが、『ザ・ノンフィクション「生きる歌2〜帰ってきた三角公園の歌姫〜後編」』(12月14日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
大阪・西成の「三角公園」で“魂の歌”を響かせてきたジャズシンガー・坂田佳子さん(53)。三角公園に帰ってきた佳子さんの前に現れたのは、余命宣告を受けた大ファンの女性。「2人で故郷のヒマワリ畑を見に行こう」と約束を交わしますが容体が急変し…2023年8月の放送に続く、シリーズ第2弾です。
ナレーション収録後、きゃりーさんにインタビュー。後編で印象深い場面や、きゃりーさんが思う歌の力、さらに2025年を振り返って感じることなどについて聞きました。
その歌声が生きる力「一緒にひまわり畑へ」約束から1ヵ月後…
きょうもまた、傷ついた人々を抱き寄せるように魂の歌が公園に響く…。
一度は背を向けた大阪・西成の通称「三角公園」に、ジャズシンガー・坂田佳子さん(53)が帰ってきました。
酒に溺れ、仕事も人間関係も失いかけたとき、この場所だけは彼女を見放しませんでした。久しぶりの景色に涙ぐみながら歌い出すと、かつてのファンや懐かしい仲間たちが次々と集まってきます。どんな姿でもありのまま受け入れてくれる…「三角公園」は彼女にとって“原点”と言える大切な場所です。
そんな佳子さんの歌声を、生きる支えにしてきた女性がいます。末期がんと闘う仁美さん(57)。「余命宣告」を受けてから「やりたいことノート」を作り、佳子さんの故郷・福井のひまわり畑を訪れたり、海外旅行にも出掛けました。
しかし、病状は悪化し、横になることすらつらい状態が続き、外出することさえ難しくなっていきました。それでも佳子さんの歌を聴くと、表情は輝き、その歌声が生きる力となっています。
そんな仁美さんが、体力を振り絞り、初めて三角公園に姿を見せました。
車椅子で現れた彼女を見つけると、佳子さんは2人が初めて出会ったときに歌った曲を、心を込めて届けます。「一緒にひまわりを見に行こう」その約束に、仁美さんは「希望が持てます」と静かに微笑んでうなずきました。
しかし、それから1ヵ月後、「仁美さんの容体が急変した」と連絡が。佳子さんは泣きながら彼女の自宅へ急ぐのですが…。
