今もファンを熱狂させ続ける伝説のロックバンド「ゴダイゴ」。
今年2025年に結成50周年を迎えた今も、その楽曲は世代や国境を越え、多くの人に愛され続けています。

『サン!シャイン』は、約25年ぶりとなる全国ツアー真っ最中のゴダイゴを単独取材。
変わらぬ人気の秘密に迫りました。
25年ぶりの全国ツアーにファン熱狂!
この日は、東京・明治座で行われていたライブの2日目。

開演4時間前、会場入りしたメンバーたち。
結成から50年たった今も、最高のステージを作るため入念にリハーサルを行います。

2日分のチケットは即完売。会場の外では…全席指定にもかかわらず、開場の1時間半以上前から長蛇の列が。

そして、待ちに待った瞬間が…。

タケカワユキヒデ「こんにちは~、ゴダイゴです!」

往年のヒット曲に、長年、応援し続けるファンも大興奮。

ファン歴46年 埼玉から来た女性(50代):
時間たっても色あせない曲ばっかりなので、今聴いてもね、全然昔の曲って感じがしない。

ファン歴47年 大阪から来た女性(50代):
もう最高でした、ゴダイゴは最高です!
来年ももちろんついていきます。ずっとついていきます!

ファン歴47年 横浜から来た女性(50代):
人生すべてがゴダイゴのおかげで、豊かな人生になって、残りのあと40年生きられたらあと40年ぐらいゴダイゴとともにもう生涯応援します。泣けてきた…。
メンバーが語る長く続けられた秘訣

大盛況のライブを終えたばかりのメンバーに、今回の全国ツアーについての思いを伺いました。

――全国回るっていうのは久しぶりな感じ?
ミッキー吉野(73):
こういう感じで全国やるのは解散する前ぐらいですね。
タケカワユキヒデ(72):
99年は?
ミッキー吉野:
それもあるか。
タケカワユキヒデ:
だから、25年ぶりくらい。
スティーヴ・フォックス(71):
25年ぶりだ。
50年にわたる活動の中で、ゴダイゴは、数々の伝説を作ってきました。
そのひとつが、1980年に行われた、ネパールの首都・カトマンズでの公演。
当時、カトマンズ市民の3人に1人ともいわれる、約6万人が会場に詰めかけるという伝説を残しました。

タケカワユキヒデ:
たくさん人が来すぎちゃって、僕らホテルで食事してたんですけど、そしたらその(ライブ)会場から電話があって、もうちょっと「やばい」と。「暴動が起こりそうだから」みたいな連絡があったので、慌てて駆けつけて、もうそのままこうやって人をかき分けて、そのポンってステージに乗っかって、それで、すぐ始めたんですよ。
世界での人気を物語るエピソードは、それだけではありません。
ロックバンドとして初めて中国でのステージに立ったのも、ゴダイゴ。
日中の音楽交流の先駆けとして、中国の音楽業界にも大きな影響を与えました。

そして、今年迎えた 結成50周年。
ここまで活動を続けられた秘訣を聞くと、意外な答えが返ってきました。

ミッキー吉野:
いいものができない時、いい作品ができないときは休む。
やりたくない時、やらなくていいというそのスタンスなんですよね。
――常に力を入れすぎないほうがいいっていう感じ?
タケカワユキヒデ:
それはありますよね。友達が集まってできたバンドじゃなくて、音楽家が集まって作っているバンドなので。

吉澤洋治(68):
なんかほどよい距離だよね。
タケカワユキヒデ:
うん、やりやすいですよね。
51年目、さらにその先へ…まだまだ、ゴダイゴの旅は続きます。

タケカワユキヒデ:
もっと他にも(いい曲が)あるんだっていうのをずっと言いながら活動を続けていきたいなと思っています。
スティーヴ・フォックス:
いいこと言うじゃん。nice job.
タケカワユキヒデ:
うるさいんで切れないですよね。なんかここ、パッと切ってくれれば使えたのになぁ(笑)。他にないですからこんなバンド。
ミッキー吉野:
これを合わせてゴダイゴの人格に見ていただければいいと思います。ちょっと危ない人もいますが(笑)。

(『サン!シャイン』2025年8月1日放送より)