目の病気のリスクを下げるためのサングラスの選び方は?
紫外線対策としては「サングラス」が思い浮かびますが、色の濃いサングラスよりは色の薄いサングラスのほうが紫外線の吸収量は低く抑えられるといいます。

千秋さんが「ファッションとしての目線でしかサングラスを選んだことがなかった」と驚くと、有田先生は「色の濃いサングラスは瞳孔が開くので、紫外線吸収量が増えて、目の病気のリスクが高まる」と補足。
室内では色が薄く、屋外に出ると自動で色が濃くなってまぶしさを軽減してくれる「調光サングラス」も紹介され、「サングラスがカッコつけだと思っているのは、日本人だけ。WHOでも紫外線対策としてサングラスを使うよう勧めている」と有田先生はサングラスの必要性を語りました。

冬よりも夏に発症しやすい「ドライアイ」のチェック方法とホームケアの手段は?
涙の量や質が低下して目が乾いてしまう「ドライアイ」は、空気が乾燥している冬よりも夏の方が発症しやすいといいます。

軽度の場合は「目の乾き」「疲れ目」などの症状で済む「ドライアイ」は、中等度になると「目が赤い」「ゴロゴロする」などの症状が出て、角膜に傷が付いたり視力が低下したりするリスクが高まることも。

竹山さんが「目薬をさすのが癖になっている」と相談すると、有田先生は「涙ほど栄養のある目薬はないのに、市販の目薬は涙を洗い流してしまうのでよくない」と注意喚起しました。
重度になると頭痛や肩こりなどだけでなく、ホルモンや自律神経の不調を起こし、メンタルに不調をきたすこともあるという「ドライアイ」。有田先生は、とても簡単な「ドライアイ」のチェック方法も紹介しました。

その方法とは、まばたきをせずに10秒間キープする「まばたき10秒我慢チェック」。早速挑戦してみた竹山さんは、5秒くらいでまばたきをして「ドライアイ予備軍」であることが判明し、「どうすりゃいいの?」と困り顔に…。

すると有田先生は、「涙には水を蒸発させないための油分が含まれているので、手のひらやホットタオルで目を温めて涙に膜を作る」「まつげの根元を清潔に保つために、顔を洗った後にぬるま湯でまつ毛の根元を優しく洗う」などのホームケアの方法を伝授。
まぶたを鍛えるのも有効だそうで、「目を2秒閉じる→2回軽くまばたきをする→目を2秒閉じる」という上まぶたを鍛える運動と、「2回目を細める→目尻と眉毛の間に指をおいて上まぶたを押さえて目を閉じる」という下まぶたを鍛える運動を、それぞれ5回ずつ、1日5セットやるのがオススメだそうです。

「まぶたの運動は血流が改善するので、目の下のクマなどにも効果的。トイレに行くたびにやるなど、日常の中で習慣づけると続きやすい。ただし、全力でやるとシワになってしまうので、やりすぎないように」と、有田先生は付け加えました。
また、有田先生は目に関する素朴な疑問にも回答。「目薬を冷蔵庫で保管してもいいの?」というお悩みには、「目薬は1〜30℃まで効果が出るように作られているので、冷蔵庫に入れても効果は変わらない」と教えてくれました。

また「老眼は治るの?」という質問には、「治ることはないが、例えば眼鏡が苦手な人は目薬で瞳孔を小さくしたり、遠近両用のコンタクトを入れたり、白内障の手術でレンズを入れてしまうなど、いろいろな治療法がある」とアドバイスしました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2025年6月20日放送より