【注意】梅雨の体調不良…気圧低下で腰痛悪化 “梅雨型熱中症”や耳の中にカビも！？原因と予防法を解説

サン！シャイン

6月10日、気象庁は関東甲信地方と北陸地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表。
東京でも連日、雨模様となる中、街から聞こえてきたのは「頭痛」や「体のだるさ」を訴える声。

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梅雨は体の不調に注意

さらに、腰痛の治療を専門に行うクリニックを取材すると…。

腰の痛みで受診（80代）：
最近、感じるんだけど、雨の日はちょっとつらいですね。

2年前から腰痛に悩まされているという女性。ここ数日は痛みが増しているといいます。

腰の痛みで受診（80代）：
長年、痛みが続いていたけど、最近は雨の日はちょっと痛いんだなと感じるようになった。

30代の男性も…。

腰の痛みで受診（30代）：
ちょうど5日前くらいから天気と比例して腰の調子も悪いなとめちゃくちゃ感じていたので、梅雨に入ったから調子悪いんだなと思ってました。

「雨の日は腰の痛みが増す」と訴える患者たち。

ILC国際腰痛クリニック　末松裕貴医師：
当院では6月に腰痛の問い合わせを多くいただいております。天候によって雨の日は調子悪いという方はちらほらいらっしゃいます。

梅雨の時期に特に注意が必要な体の不調…。腰痛だけでなく、「熱中症」や「耳の中のカビ」も！？
その予防法を解説します。

梅雨と腰痛の関係

多くの人が悩んでいる腰痛。なぜ梅雨時期に悪化するのでしょうか？
末松医師によると…

・低気圧
体に加わる気圧が下がり血管が拡張。それを戻そうとする働きで血管が収縮しすぎてしまい、血行不足で筋肉が動きづらくなって腰に負担がかかり、腰痛・ぎっくり腰のリスクが高まります。

・気温
蒸し暑くなり気温も上昇。冷房や冷たい飲み物で体が冷えます。すると、血行不足で筋肉が硬くなり腰痛のリスクが高まります。

・湿度
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなります。そのため、体内の水分調節が難しくなり、血液循環が悪くなって腰痛のリスクが高まります。

様々な要因で起こりやすくなる梅雨の時期の腰痛。
その予防・改善につながる体操をILC国際腰痛クリニック・理学療法士の花田寛海氏に教えていただきました。

①足を肩幅ほど広げた状態で椅子に座る

②目線は前のまま腰をゆっくり後ろに倒していく

③おなかをへこませるイメージで腰を伸ばす

呼吸は普段通りの呼吸で。
これを1セット10回続けます。大きくゆっくり動かし、血流を促すのがポイントです。

スペシャルキャスター　カズレーザー：
僕は腰痛持ちではあるので。梅雨時になると梅雨の影響というよりも梅雨だからあんまり外出られないじゃないですか。やっぱり朝運動とか、歩いたりすると明らかに調子はいいんですよ。それができないとやっぱりしんどい。
こういう運動も、本当に骨一個一個を意識しないといけないんですよね、全体というよりは。
結構体鍛えていても、筋肉で支えちゃうと骨は正常じゃない状態。楽だけど正常じゃない状態のまま固定されちゃうんで、それを一回自力で戻すっていう結構しんどい作業なんですよ。

“梅雨型熱中症”とは？

腰痛の他にも、気をつけたいのが“梅雨型熱中症”。

通常の場合は、汗が蒸発して体温が下がります。梅雨の時期は、汗が蒸発しづらく、体内に熱がこもり、熱中症のリスクが高まります。
熱中症対策に詳しい、埼玉慈恵病院の藤永剛副院長によると、「気温25℃以上・湿度70％だと要注意。“梅雨型熱中症”は静かに発症し、じわじわ進行する」ということです。

谷原章介キャスター：
天達（武史気象予報士）さんは「汗かいたらすぐ拭いてください」って言ってました。拭くとそれだけ蒸発しやすくなる。だから梅雨型の方もちょっと汗かいたらすぐ拭いてもらった方がいいですね。

藤永副院長によると、“梅雨型熱中症”の予防の1つとして、水分補給・栄養補給・体調管理が一度にできる「ヨーグルト」がおすすめだといいます。
熱中症対策としてヨーグルトと相性のいい食材は、タンパク質・マグネシウム・鉄分・カリウムを含む、きなこ・ナッツ類。
きなこは消化もよく、特に高齢者にもおすすめだということです。