トラブルを避けるために…オススメの方法
酒主義久アナウンサー:
トラブルを避けるために、どうすればいいのでしょうか?
①簡単にパスワードを管理「スマホのスペアキー」

伊勢田篤史氏:
まずはパソコン・スマホの中に入れないとどうしようもないので、ログインパスワードを共有していただくことが大事かなと思います。
生きている間からパスワードを教えたくないという方も多いかと思いますので、万が一の際に、パソコン・スマホのログインパスワードを伝えることができる仕組みをご準備いただけたらと思います。
そのツールとして「スマホのスペアキー」というものがあります。

「スマホのスペアキー」
名刺サイズの紙にスマホやパソコンのログイン情報などを書いておくもの。データをHPでダウンロードも可能。
伊勢田篤史氏:
財布・通帳に入れておくですとか、1人暮らしの方だと冷蔵庫に貼っておくと。
生きている内に見られたくない方も多いかと思いますので、パスワードを書いたところにセロハンテープ、その上に修正テープを貼ってスクラッチカードのようにしていただくといいと思います。
②無料サービスで秘密情報を分別「まもーれe」

「まもーれe」
PCのデータなど自身の情報を死後に共有できる無料サービス
伊勢田篤史氏:
パソコンの中って人から見たらどこに何があるかわからないジャングル状態だと思うんですけれども、こちらは整理整頓ができるツールになります。
情報を3種類のデータに分けることができるんですけども、
重要データ(SNSなどのログイン情報、クレジットカードの情報)…選んだ相手に共有
開示データ(葬儀の希望、遺言書の保管場所)…家族全員に共有
秘密データ(見せられない情報など)…共有先は自分のみ

ポイントは「秘密データ」です。例えば「体重の記録」「知られたくない趣味のデータ」「過去の恋人との写真など」「アダルトサイトから保存した画像など」。
③生存確認も兼ねた自動サービス「デジタルキーパー」

「デジタルキーパー」
伝えたい情報・伝えたい人を登録しておくと、死後に自動で情報が送信されるサービス。
料金は、月額330円(税込み)もしくは年間3300円(税込み)
伊勢田篤史氏:
万が一の時にパスワードを伝えることができる仕組みとして、毎週月曜日に、登録しているメールアドレスに「お元気ですかメール」が届いて、返信するとまた次の月曜日になるんですけれども、未返信だと火曜日~木曜日にリマインドメールが毎日3回届きます。それでも未返信だと金曜日の朝7時に最終確認メールが届きます。これも未返信の状態だと、正午に、あらかじめ指定しておいた家族などのメールアドレスにスマホのパスワードなど事前に登録しておいた情報が自動的に届き、万が一のことがあっても伝えたい情報を伝えることができる仕組みです。
(『サン!シャイン』2025年5月27日放送より)