梵天太郎(荒川良々)は急患の診察や治療に自信が持てず、救急科にも自分の居場所を見出せずにいた。

そんな時、心不全を発症した佐竹里帆(秋田汐梨)が運ばれてくる。朱羅や梵天は早急な手術が必要と判断するも里帆は拒否した挙げ句、病院から出て行こうとする。

追いかけようとする朱羅をナオミが止めた。ナオミは医者に治療を強制する権利はないと言う。だが、朱羅は「目の前の命を見捨てることはできない」と里帆を追った。

病院の外で倒れた里帆(秋田汐梨)を見つける朱羅(松本若菜)

里帆は病院を出てすぐに動けなくなっていた。

手術を拒否する理由を尋ねる朱羅に、里帆は近くバイオリンのコンクールがあると重い口を開く。朱羅と一緒に来た梵天は、里帆には約2週間の入院が必要なため、コンクールは次の機会に出場するよう勧める。

しかし、里帆は今回のコンクールで入賞しなければ、特待生の権利がなくなり大学を辞めなければならないと訴えた。そんな里帆に、朱羅は1週間で退院させると告げ…。

朱羅は入院期間が少なくて済む難易度の高い手術を里帆に行う。

それは、多聞も驚くような手技。「リスクを負ってまで、難しいおぺをする必要はない」と言うナオミに、多聞は「あいつはそういう医者なんです」と応じる。

朱羅は梵天を助手に、見事に里帆の手術を成功させた。その夜、里帆の母親に娘を助けてもらったと感謝された梵天は…。

約束の1週間が経過して、里帆は退院。その頃、梵天は病院への出資を考えているスティーブ・フィンク(厚切りジェイソン)に会っていた。