松本若菜さんが、『ザ・ノンフィクション「夢と修業と初恋と 後編~カンナとテレホンカード~」』 (8月17日14時~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当します。
神社仏閣を修復する宮大工になりたいと、全国から10代の若者が集まる「宮大工養成塾」。令和の時代にスマホ禁止・娯楽なし・個人空間は1畳で、3年間の共同生活。恋人への連絡は公衆電話にテレホンカードで…。宮大工になりたい若者たちの夢と、初めての恋の行方を追います。
ナレーション収録後、松本さんにインタビュー。塾生をあえて厳しく育てる塾長への印象、自身が下の世代と接する際に意識していること、“松本劇場”でのブレイクから3年を振り返って、などについて聞きました。
宮大工を目指し修業中の20歳に恋人…塾長が打ち出した意外な計画
スマホも甘えも許されない修業の世界で、20歳の夢と恋が動きだしました。
伝統建築を担う宮大工を志し、スマホ禁止・娯楽なしの住み込み生活で技を磨く若者たち。その一人、片山さん(20歳)に大きな転機が訪れます。正月休みの帰省中、思いがけず恋人ができたのです。
「集中力が低下する」と同期からは冷ややかな声が上がるなか、宮大工養成塾の塾長・金田優さん(39)は「これを成長のきっかけにしてほしい」と、意外な計画を打ち出しました。
それは、新設される「宮大工養成塾・岡山校」の立ち上げに、片山さんを参加させるという大抜てき。偶然にも、恋人の暮らす町で始まる新生活。しかし、スマホ禁止の環境では、会う約束はおろか、連絡ひとつ取るのにも一苦労です。

岡山校の塾長には、23歳の若さで抜てきされた、養成塾OBの田中さんが就任。金田さんから片山さんの指導も任され、新校舎建設を仕切ることになりましたが、初めてのリーダー職に苦戦し、現場はぎこちない空気に包まれていきます。
順風満帆に歩んできた田中さんにとって初めての挫折。部下を持ち、チームをまとめる難しさを知りながら、少しずつ芽生える責任感…その背中を見て、片山さんも変わり始めます。
そんななかで迎えた、片山さんと恋人との初デートの日。公衆電話からテレホンカードを使って連絡を取り、4ヵ月ぶりに再会した2人は…。

仲間とぶつかり合い、迷い、悩みながらも夢に向かって進んでいく若者たち。厳しい修業と初めての恋の行方を見つめます。