松本若菜さん主演、水10ドラマ『Dr.アシュラ』。
本作は、帝釈総合病院救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医・杏野朱羅(松本)の活躍をノンストップで描きます。原作は、こしのりょうさんによる同名コミック(日本文芸社/全3巻)。
3月初旬にクランクインしてからはや3ヵ月――。このほど『Dr.アシュラ』が撮影最終日を迎え、主演の松本さん率いる「チームアシュラ」がオールアップを迎えました。
ドラマさながらに過酷を極めた撮影現場
「ノンストップ救命劇場」と銘打った今作は、次々と運び込まれてくる急患をノンストップで救命し続ける医師たちの壮絶な日々を描き続けてきましたが、ドラマさながらに撮影現場も過酷を極め、キャストとスタッフたちは固い絆と団結力を武器に、ハードな3ヵ月をノンストップでかけ抜けました。
この日、撮影クルーが臨んでいたのは、最終話のとあるシーン。
朱羅にとって最大の“修羅場”が訪れる最終話で、救急科メンバーたちとの感動的な対話が繰り広げられます。物語の初期のころは、救急科で孤軍奮闘していた朱羅でしたが、朱羅の情熱と揺るぎない信念に感化された医師たちが次第に朱羅のもとに集まり、ついには“最強アシュラ布陣”が完成。
薬師寺保(佐野晶哉)、多聞真(渡部篤郎)、阿含百合(片平なぎさ)、金剛又吉(鈴木浩介)、大黒修二(田辺誠一)、六道ナオミ(小雪)、梵天太郎(荒川良々)ら医師たちと、看護師の三宝加代子(阿南敦子)、九曜沙苗(結城モエ)、水吉歩夢(荒井玲良)。
彼らは団結し、過酷な救命の最前線に立ち続け、多くの尊い命を救ってきました。
一足早く撮了を迎えたのは、佐野さんと渡部さん。「ただいまのシーンをもちまして、薬師寺保役、佐野晶哉さんオールアップです!」というスタッフの声を受け、スタジオ内には大きな拍手が鳴り響き、佐野さんは高らかに拳を突き上げガッツポーズ!
松本さんから鮮やかな花束が贈呈されると、満面の笑みを浮かべ喜びをあらわにしました。不器用、でもまっすぐ。作品、現場にとって欠かすことのできない“元気印”は、緊張から解放され安堵(あんど)の表情を浮かべると、ともに走り抜けた戦友たちに深々と頭を下げ感謝の気持ちを述べました。

続いて、朱羅の師匠・多聞を演じた渡部さんもクランクアップ。冷静でありながら心の内には熱い信念を持つ多聞。そんな役柄とシンクロするかのように、現場で“憧れの上司像”であり続けた渡部さんは、オールアップのかけ声を聞くと柔和な笑顔を浮かべ、周囲へのねぎらいと感謝の言葉を。
そして…すべてのシーンを撮り終え、松山(博昭)監督が最後の「オッケー!」をさけぶと、スタジオには大きな拍手と、この日一番の笑顔があふれかえりました。
松本さんを筆頭に、全キャスト・全スタッフが全身全霊を注いだ『Dr.アシュラ』も、これにて撮了。達成感をかみしめ、互いをねぎらう面々でしたが、それと同時に別れの寂しさもこみ上げてきたのか、ときに声をふるわせ、涙をぬぐう場面も。

松本さんらキャストたちは整列し、オールアップを迎えた心境と周囲への感謝の思いを語りました。

『Dr.アシュラ』最終話は、6月25日(水)22時より、フジテレビで放送されます。