5月4日(日)の『ボクらの時代』は、寺尾聰さん、三宅裕司さん、石倉三郎さんが登場します。
3人は、映画『父と僕の終わらない歌』で、幼なじみを演じています。
寺尾さんは、18歳でザ・サベージのベーシストとしてデビュー。21歳のときに、映画『黒部の太陽』で俳優デビューし、以降、歌手、俳優として活躍しています。
三宅さんは、28歳のときに、劇団スーパー・エキセントリック・シアター(通称:SET)を結成。当時はなかったミュージカル、アクション、コメディを融合させた喜劇の上演を続け、劇団は昨年、45周年を迎えました。
寺尾さんとは長年交流がある、親友・石倉さんは、香川県小豆島出身。俳優を目指し18歳で上京。アルバイト先で知り合った高倉健さんに勧められ映画の世界へ。30代で、レオナルド熊さんとコントレオナルドを結成し、お笑いの世界でも一世を風靡しました。
<寺尾聰「なんとなく…そういう人って、とっても大事な友だちになるんだよね」親友・石倉三郎との出会いに三宅裕司も感心『ボクらの時代』>
寺尾聰「高校1年を3回やる羽目に」

それぞれの来歴を辿るなか、戦後を代表する俳優で演出家の宇野重吉さんを父に持つ寺尾さんを「御曹司だからね」と石倉さん。しかし、寺尾さんは「俳優になろうとは、これっぽっちも思ってなかった」と打ち明けます。
寺尾:中学生のときは、非常に運動が好きで、野球少年で。
三宅:へぇー。
寺尾:結構いい選手で、野球を目指して高校に行ったんだけども、すぐに挫折して。中学生のときから、運動もやりながら、ちょっとバンドもやったりしていて。そんなことで、ふらふらしているうちに、結局、トータル高校1年を3回やる羽目になるんですよ。

三宅:ああ…。
石倉:ろくでもないガキだよな、本当に。
寺尾:そうかな。そんなことしていたもんだから、親は心配して。
石倉:(笑)。
寺尾:将来、どうなるのかなって。
石倉:さすがに、ほったらかしの(宇野)先生も(笑)。
三宅:(笑)。
そこで、石原裕次郎さんと共演のあった宇野さんの頼みで、寺尾さんは裕次郎さん主演の映画『黒部の太陽』に出演。俳優デビューが決まったと振り返ります。
寺尾:(新しく)役を書いてくれたんだろうね。
石倉:親子の役を。
三宅:あ、(もともとは)役がなかったのに?
寺尾:だろうと思うんだよね。その辺の事情は、深くは知らないけども。
石倉:これがデビューだもの。
寺尾さんは「父親から、芝居について細かくいろんなことを教わったことはない」といいますが、「数少ない教えの中で、『音感』『リズム感』。これは、ほかの人は俳優として勉強するんだけども、お前はこっち(バンド活動)で(習得)できてるから、それを大事にしろって言われたのは覚えてる」と語ります。
寺尾:バンドがあって、歌作ったり。そしてお芝居がある。やっぱり両方でバランスがとれているって感じがある。三宅くんなんか、ドラムやるからわかるだろうけど、この世界には、2拍子と3拍子しかないわけよね。
三宅:ああ。
寺尾:4拍子というのは、2拍子が2つ。
三宅:2拍子系と3拍子系ということですね。
寺尾さんは「台本読んだときに、この人、こうやって(3拍子で)歩いてるなっていうふうに読み込んだり…」と、物語からリズムを感じ取ると説明。これには、三宅さんも共感した様子で…。
三宅:シーン、シーンで盛り上がってのリズムもあるし、セリフの一つひとつもあるし。そこにお客さんの笑い声が入ってくると、それも計算しながらまた落とす、みたいな。やっぱり、リズムだらけですよね、考えてみると。

寺尾:面白いな。
といって、盛り上がります。ほかにも、それぞれの出会いや、寺尾さんが若い世代に伝えたい思い、プライベートのリフレッシュ方法など、さまざまな話題を展開します。

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