8月24日(日)の『ボクらの時代』は、俳優の黒木華さん、俳優の橋本淳さん、劇作家、演出家の加藤拓也さんが登場します。
プライベートでも交流があるという3人。9月20日(土)からは、加藤さんが作・演出を手がける舞台『ここが海』に、橋本さん、黒木さんが出演します。
加藤さんは、10代でラジオの構成作家やイタリアで映像を学ぶなどキャリアを重ね、20歳で劇団を旗揚げ。演劇界の芥川賞と呼ばれる「岸田國士戯曲賞」など数々の演劇賞を受賞し、ドラマの脚本でも賞を獲得するなど、注目を集める作り手の一人です。
黒木華「だから、ちょっとグレてたんです(笑)」
<黒木華が“伴走者”と表現する加藤拓也の演出法「何かを決めつけて言うことで、いいことが起きないかもしれない」『ボクらの時代』>
劇作家、演出家として活躍する加藤さんに、橋本さんは――。
橋本:「書けない」みたいなことは、今まであったの?
加藤:「書けない」というか、毎回やっぱり、しんどいですよ。
黒木:うん。
加藤:僕は、書くのに時間がかかっちゃうから。
橋本:じゃあ、「やめたいな」と思ったことは?
加藤:「やめたい」まではいかないけど、「いったん置いておこうかな」みたいにはなる。「いったん忘れて、別のことやろうかな」みたいな。

橋本:おはるさん(黒木さん)は、ある?
黒木:あります。27(歳)くらいのときに、自分がやりたかったこととか、仕事でやらなきゃいけないこととか…なんていうんですか、自分ができること以上のことを求められたりもするじゃないですか。

加藤:うん。
黒木:200出さなきゃいけないけど、自分の中のスキルが100しかないから、(残りの)100をどう埋めたらいいのかもわからないし…って。なんかもう、(お芝居が)好きかどうかもわからなくなってしまって。だから、ちょっとグレてたんですよ、私そのとき(笑)。
加藤:マジっすか。じゃあ、そのときガラ悪かったんですか?
黒木:そうです。ガラ悪くて(笑)。
何かあると、橋本さんに電話で相談することがあるという黒木さん。加藤さんが「そのときは、橋本さんに電話しました?」と聞くと…。
黒木:そのときは…してない。
加藤:してないんだ。
橋本:そういうときは、頼られないから!

黒木:あはははは。
加藤:本気のときは。
橋本:やっぱり、軽い悩みのときじゃないと。
黒木:うふふふ。
橋本:受け取っても、「この球どうしよう?」みたいになっちゃうから。
黒木:受け止めきれないよね。でも、母が「何かあっても、死ぬことはないから。もし本当に嫌だったら、帰ってくればいいし」と言ってくれて。そのときに「ああ、まだ帰れないな」と思って、乗り越えられたというのがある。「頑張り過ぎない」って思うようになったというのは、ありますね。
このあと、橋本さんも20代のころに「キツいな」と感じた際、高橋一生さんから言われ「すごく楽になった」という言葉、エピソードを明かします。
ほかにも、この世界に入ったきっかけ、休日の過ごし方、好きなタイプ、ともに30代になってからの変化など、さまざまな話題が展開されます。

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