酔いもいい加減にまわっている千明と和平は帰路につく。

和平は「和平エロ本号泣事件」の後日談として、そのエロ本が、和平の妹で当時小学生の典子の部屋から発見されたとオチを明かして、千明は爆笑。

そんな2人の目の前を横切る、ボクサーのような姿でランニング中の水谷典子(飯島直子)。その典子の姿に、2人はあ然としてしまう。

千明(小泉今日子)は万理子(内田有紀)の今後を心配する

いつもの女子会。千明は「和平エロ本号泣事件」の話を友人の荒木啓子(森口博子)、水野祥子(渡辺真起子)に明かし、盛り上がった。

3人の話題は、「女」というカテゴリで意見を求められがちだった過去の自分、そして世代でくくって他者に意見を求める現在の自分の話へと移っていく。

別の日、千明はJMTテレビのスタッフルームで頭を抱えていた。

「コストカット、エグくない?佐久間くん、どう思う?」と問う千明に、佐久間(上川周作)は「セットを一つ減らすしかないんじゃないですか」と答える。

そのとき、千明の頭によぎったのは、あの女子会の会話。つまり、答えは自分の中にあるにも関わらず、それを若い世代の佐久間に言わせてしまったのだ。

「ずるかったよね、ごめんなさい」と謝る千明。

また、千明は脚本家デビューして長い歳月の経つ万理子のことを心配していた。本当に書きたいことがあるんじゃないか、と。

万理子にそれを伝え、「月9企画募集」に出してみないかと投げかける。しかし、万理子は困惑の表情を浮かべた。