帰宅した千明が「ただいま!」と玄関先で声をかけると「おかえりー!」と返事が聞こえてくる。その声の主は典子だ。
千明は2人で飲みながら、「本当にやりたいと思うんだったら、応援するよ!」と、『湯煙美人』のグラビア撮影に対する典子の覚悟を尋ねる。

「すごい怖いけど、ワクワクしている自分もいて⋯」と本音を吐露する典子。そこから「働く独身女」と「専業主婦」の対立構図の話に。
千明(小泉今日子)は典子(飯島直子)の不安を聞き元気づける
専業主婦の典子は「闘ってないっていうかな。そう思っちゃう時があるんだ…」と言う。「専業主婦も働く女も、どっちもちゃんと闘ってたんじゃない?」と働く独身女性である千明。

そう励まされた典子は感極まり涙。千明の存在に力をもらった典子は「私やる!湯煙美人ナンバー1になる!」と高らかに宣言した。
その頃、和平は成瀬と公園に来ていた。
居酒屋を出て、友人の家からグローブを2つ借りた成瀬。彼は公園で、自らはキャッチャーグローブを装着、和平には通常のグローブを渡す。

「俺が受け取ってやるから!」と構える成瀬に、和平は戸惑いがうれしさに変わり、「お言葉に甘えて…」と振りかぶった。
しかし、和平が投げたボールは近所の家のガラスを直撃してしまう。「申し訳ありませんでした!」と2人が深々頭を下げると、住民の老人は大激怒。
だが、すっかり意気投合した2人は、それぞれに少年時代を思い出して、笑いを必死に我慢していた。