東京でも有数の巨大ターミナル・池袋駅。
2月6日、帰宅ラッシュの時間帯に思わぬ事態が発生しました。

「誰かさ、駅員呼んでほしい」
ホーム上であわてる人々。駅員を呼ぶ声があがります。車内を見ると…床から炎が。

(床の上で何かが燃えている様子)

駅のアナウンス:
お客様にご案内致します。ただいま車内の安全確認を行っております。

慌ただしいアナウンスと共に立ち上がる、白い煙。

車内にあがる白い煙

午後6時すぎ、JR池袋駅にとまっていた山手線の車内で炎が上がりました。

めざまし8が火事が起きた車両に乗車していた男性を取材すると、
当時の緊迫した状況が見えてきました。

目撃者:
焦げたシートの前でつり革につかまって立ってたんですよ。
池袋駅に着いた瞬間で自分がホームに降りて階段に向かおうとしたらみんなが「やばいよやばいよこのにおい」って。
酸っぱいにおいですね。

火事を目撃した男性によりますと、車内はほぼ満員状態。
においに違和感を覚えた人々が次々と電車を降り、ホームはパニック状態だったといいます。

(警察と駅員でごった返すホーム)

目撃者:
近くに焦げた軍手が落ちてましたんで。充電器を多分持ってた人が投げたと思うんですよ。投げて、落ちて、乾電池が取れて充電器の本体が燃えたっていう。

――発火に気づいて投げた?
目撃者:
そうだと思う。

警視庁によると、発火したのは、乗客男性のかばんに入っていたモバイルバッテリー。

乗客の男性は「熱い」などと言いながらカバンからバッテリーを取り出し、床に投げ捨てそのまま立ち去ったということです。

火は20分後に消し止められけが人はいませんでした。

JR東日本によりますと、この影響で山手線内回りで最大17分の遅れが生じ、一本が運休。約8000人に影響が出たといいます。

(2月7日 『めざまし8』放送より)