寺島しのぶさん&安藤和津さんと、オンラインで起こる犯罪について考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
今回は、寺島しのぶさんと安藤和津さんをゲストに迎え、「どう守る?子どもを取り巻くデジタルの危険」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんと徹底討論しました。
オンラインゲームやSNSの犯罪被害を防ぐために親ができること
寺島さんも安藤さんも「自分はアナログだからついていけない」「昭和の時代には漫画やTVが教育に良くないと言われていたけれど、今考えると一方通行。デジタルは双方向なので、まったくわからない」と、デジタルを介して起こる犯罪への対策はお手上げ状態。
ITジャーナリストの高橋暁子さんによると、オンラインゲームやSNSを介する犯罪の被害は低年齢化が進んでいるそうで、特にゲーム中のボイスチャットなどを通して悪意のある大人から個人情報を聞き出されてしまうケースが多いといいます。

高橋さんは「音声やテキストの会話で、知らない人とやり取りをして遊ぶ機能はほとんどのゲームに付いている。そこから誘拐や性被害の犯罪に発展するケースもある」と警鐘を鳴らしましたが、竹山さんは「推し活などいいコミュニケーションをできているケースもあるので、すべてダメというのは難しい」と述べました。
子どもを犯罪から守るために必要なのは、親がしっかり学んだ上で子どもと話し合うこと。千秋さんは「娘が新しいアプリを入れたいと言ったら、まずは私がそのアプリを体験して、悪い大人がどう使うかシミュレーションするようにしていた」と明かしました。
高橋さんは「実際の事件の事例を子どもと一緒に見て、『知らない人とはフレンドにならない』『ボイスチャットはやめよう』などの対策を話し合ってほしい」と訴えました。
動画の長時間視聴はなぜNGなのか…子どもが自分で理解できることが大切!
寺島さんは「息子(歌舞伎役者の尾上眞秀さん)が動画を見ている時間が長い。安全性が低い動画を見てしまわないか、心配」と打ち明けました。
高橋さんは「小さい子の場合、動画はTVで見ると約束すると、親も内容を確認しやすい。長時間の視聴は親が言っても何がダメかわからずにやめられないケースが多いので、例えば定期テストの前に見放題にして成績が下がったところで、子どもに『制限しなければいけない』と自ら気付かせることも必要」と、親の寄り添い方を紹介しました。
また、Instagramでは今年の1月から「ティーンアカウント」が設置され、アプリ側で利用時間やコンテンツを制限することが可能になったといいます。
「ティーンアカウント」ではフォローしていない人からのメッセージは表示されませんが、高橋さんは「SNSでの知らない人からの連絡は無視。URLもタップしてはいけないと親から声をかけてほしい」と基本的なルールを伝授しました。
