政府の補助金減額にともない、明日2024年12月19日から、レギュラーガソリンの価格がリッターあたり5円近く値上がりするとみられています。

17日、都内のガソリンスタンドに貼りだされていた紙に書かれていたのは…。

<消費者の皆さまへ>
補助金は段階的に縮小されます。
これに伴い12月19日(木)以降 ガソリン・軽油・灯油等の店頭における販売価格に影響することが予想されます。

この事態に、利用者からは悲鳴があがっています。

給油に来た女性:
(給油は)80Lくらいです、1万円は超えますね。(ガソリンの値上げで)家計的にも厳しいですよね。ちょっと車乗る回数を控えるとか…。

給油にきた女性:
ほぼ毎日、子どもの送り迎えで利用しているので、けっこう(家計に)直結しますね。子どもたちのお菓子を我慢。食費ですよね…調節きくのは。

都内の別のガソリンスタンドには、給油の順番を待つ車の列ができていました。従業員は誘導に追われています。

利用者の中には、値上げを知って駆け込みで給油に来た人も…。

駆け込みで給油に来た女性:
値上がりするって聞いたんで、少しでも入れておこうと思って。ちょっと入っているんですよ、半分以上。なんですけど帰省するんで、年末年始。実家に帰るのでその前に。

大森サービスステーション 今村将太マネージャー:
実際、お客さまに私がお声がけすると「いつから値上がりするの?」とか「上がるよね、上がる前に入れに来たよ」というお客さまがかなり、最近は先週ぐらいから多く来店されています。

ガソリン価格の今後…レギュラー190円まで上昇?

今後、ガソリン価格はどのように推移していくのでしょうか? 専門家に話を聞きました。

みずほリサーチ&テクノロジーズ 安川亮太氏:
2025年1月中にはですね、185円というのまで上昇する可能性があるかなと。
2月以降については政府の補助金の動向が確定していない状況もありますが、190円程度まで上昇する可能性はあるのかなと考えております。

MC谷原章介:
185円。レギュラーでしょ?じゃあハイオクだったら195円。いやちょっとなんとかならないものかな。

堀池亮介アナウンサー:
そうですよね。改めて2022年から補助が続いてきたガソリン補助金、あす(19日)政府の補助金が減額ということになります。

レギュラーガソリンの価格を見ていきますと、補助金がない状態だと200円を超えていた時期もあったのですが、これが補助金によってぐっと引き下げられ、大体175円前後で推移してきました。
それが12月19日から段階的に補助金が縮小するということで180円、さらに1月16日には185円になるという見込みだということです。

MC谷原章介:
200円台を僕らが見ていなかったのは、この補助金のおかげで見てなかったということなんですね。

堀池アナ:
そうなんですよね、引き下げられていたんですよね。もちろん車に乗る方は大きな影響が出ると思うんですが、車を使わない方にも影響が出る可能性があります。

<みずほリサーチ&テクノロジーズの安川亮太さんによると>
・燃料費の上昇により物流費が上昇
⇒となると食品・日用品の価格にも影響が出て、生活費も上がる。
・仮にガソリン価格が10円上がると、家計負担は年間で約5000~6000円増えるという試算に。

矢沢心氏:
地方の方は車を乗っている方が多いですから、本当に苦しいと思います。切実な問題だと思います。


(『めざまし8』 2024年12月18日放送より)