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松本まりか ブレイク後も「感じられなかった」“幸せ”を実感できるようになったきっかけ

10月1日(日)14時~『ザ・ノンフィクション』※関東ローカル

めざましmedia編集部

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松本まりかさんが、“幸せ”を感じられるようになった自身の変化について話しました。

松本さんは『ザ・ノンフィクション「私がつながりたいもの~スマホがないと生きられない時代~」』(10月1日14時~/フジテレビ※関東ローカル)のナレーションを担当します。

スマホがなければ、就職も引っ越しもできないこの時代に、スマホを持てない人々がいます。そんな人たちが駆け込むのが、どんな人でもスマホを持って自立できる社会を目指し、格安スマホを提供する「だれでもスマホ」です。

歌舞伎町のホスト、ホストを「生きがい」と言う女性、薬物使用での服役から社会復帰を目指す男性…さまざまな理由はあれど、“つながり”を求めて、スマホを手にした人たちを追います。

<『ザ・ノンフィクション』関連記事>

また、9月17日、24日に放送された「あの日 僕を捨てた父は2 ~孤独な芸人と家族の再生~前・後編」が、10月8日まで、TVerFODでの無料配信中です。

<【前編】認知症の父と同居し爆発するゲーム芸人・フジタに宮﨑あおい「気持ちはすごくわかる」>

持てなかったスマホを手にした人々の“つながり”に密着

今や、スマホがないと、仕事も住居も探せない時代ですが、それでもスマホを持てない人がいます。経済的理由、過去の不正行為など、さまざまな理由で一般的なスマホの契約ができないのです。

そんな人々が訪れるのが、池袋に店を構える「誰でもスマホ」。どんな人でもスマホを持って自立できる社会を目指し、格安スマホを提供する、いわば“最後の砦”です。

通信・通話ができないスマホを持って現れたのは、歌舞伎町のホスト、礼人さん(27)。2年前、客がツケを支払わないまま姿を消したことで借金を抱え、スマホが使えなくなりました。ホストにとってスマホは営業に欠かすことができない必須アイテム。

松本まりか ブレイク後も「感じられなかった」“幸せ”を実感できるようになったきっかけ_bodies

スマホを持っていないホストに客がつくわけもなく、ホストだけでは生活できず、バーでアルバイトをする日々。そんな崖っぷちの生活を抜け出すために、再びスマホを手にします。

もう1人は、1週間前に刑務所から出所してきたばかりの石川さん(仮名/48)。薬物の使用を繰り返し、これまでに5度も服役したという過去を持ち、「今度こそは…」と知り合いがいない東京で、一人やり直すことを決意しました。

スマホを持つことが、社会復帰の第一歩。慣れない手つきで、スマホを操作し、さっそく就職先を見つけ、働き始めるのですが…。

松本まりか ブレイク後も「感じられなかった」“幸せ”を実感できるようになったきっかけ_bodies

スマホを手にすることで社会とつながることができた人々。その先に待っていた現実に迫ります。

収録後には、ナレーションを担当した松本まりかさんを取材。初見で臨んだという収録の感想、登場人物たちへの思い、自身が感じる人との“つながり”について、語りました。ロングインタビューで届けます。

<松本まりか インタビュー>

松本まりか ブレイク後も「感じられなかった」“幸せ”を実感できるようになったきっかけ_bodies

――収録中に、「はぁ…」と何度もため息をついたり、「切ない」と感想をもらしたり、心を揺さぶられていたようでした。

毎回『ザ・ノンフィクション』のナレーション収録のときには、そうなるのですが、いつもは我慢していました。でも、今日は自分の状態的にも、ちょっと声に出したい気がして、言ってしまいました。

――台本もVTRも、今日の収録で初見だったと聞きました。

ブースに入ってからのライブ感で一気に読みたいので、基本的にいつも準備はしていません。初めて番組に触れる視聴者の方みたいな気分で、「次に何が起こるんだろう」とワクワクしながらページをめくりたいんです。初見だから、とても集中して読んでいます。

今回も本当に『ザ・ノンフィクション』らしい面白さがありましたし、読みながら、その世界に自分の気持ちを連れて行ってもらった気がしています。

――今回、ホストのレイトさん、ホストが生きがいだというアヤさん、薬物使用で出所したばかりの石川さん(仮名)が登場しましたが、特に印象的だったのは?

やっぱり、アヤさんは…(自分の心が)痛い、痛い…。いくつものホストクラブに推しがいて、それがなければ生きていけないという…すごく他者に依存している状態になっていましたよね。

「生きがい」と言うと正しいことかのように聞こえるけれど、そのつながりは、本当にすごく、すごく細い糸のようで。ホストの方からの「連絡するね」という一言で満たされた気分になっていたけれど、それはきっと本当の「充足」ではないでしょうから。

危ういと感じましたが、アヤさんのように何かに依存している人はすごく多いと思います。私だって例外ではないかもしれない。

自分を律して生きているつもりでも、ふとしたことで心に隙ができるときもある。今回のエピソードはどれも別世界の話ではなく、自分ごとのように感じることができました。

――スマホという“つながれる”ものの先にある、希薄な人間関係やネガティブなつながりが克明に描かれていました。

スマホはなければ、就職もできないし、家も借りられないし、「実際にないと生きていけない必需品」であると同時に、簡単に人とつながれてしまうからこそ、依存や薬物とのつながりもつくってしまう。

どちらにしても、スマホなしでは生きられなくなっていることの怖さのようなものも感じました。

今回は、3人の方のお話でしたけれど、現代の日本を象徴するような内容に思えて、心にズン、と来ました。

自分が幸せじゃないと思っている人、「生きがいがあるから大丈夫」と思っている人たちにも見ていただきたいです。もしかしたら、自分が生きがいだと感じているものは、自分がそう思おうとしている“仮初(かりそめ)”のものかもしれないですから。

ただ、番組に答えはありません。「こうしたらいいですよ」ということは言っていません。それでも、この現実を見ることで、自分に問いを与えることになるでしょうし、自分で考えて答えを見つけるチャンスになるかもしれません。

ラッキーがなければ、自分も同じだったかもしれない

――まず、“気づき”が大事だということでしょうか?

本当に人から大切にされるとはどういうことなのか、その喜びを知れば、きっと、ホストの方の言葉も違って聞こえると思いますし、私はおそらく、アヤさんは、心の底ではわかっているんじゃないかと思うんです。

ちゃんとわかっているけど、見ないふりをしているというか、それを「生きがい」と言い切ることで、自分を納得させようとしているんじゃないのかなって。

ちょうど今、私は俳優業と並行して、小さいころからの夢だった、貧しい国の人たちを支援する活動をしたいと考えていたところなんです。ようやく余裕ができてきたのと、少しだけ幸せが感じられるような自分になれたことで、ここからはほかの人…特に、困っている人を助けたいと思って。 

海外の貧困国支援を考えていましたが、今日、このVTRを見て、物質的には恵まれている日本で、自分ひとりでは生きていけない、精神的に幸福を感じていない人たちがこれほどいるのか、と驚かされました。

しかも、先ほども言ったように、私自身も含めて、誰にでも起こりうる話で。

私はたまたま芸能界というところにいて、本当に下っ端で全然上には行けなかったけれど、そのときから、尊敬できる先輩がいて、目標にできる人たちが見えたから、時間はかかってもそこに行きたいと思って頑張れた。

本当にラッキーが重なって、今こうしてやっていられるけど、そういう人たちに出会うことがなく、そういう世界があることを知らなければ、私も同じだったかもしれないとすごく思うんです。

薬物に手を出してしまった彼も、やってしまったことは許されないことだったとしても、なぜ手を出してしまったのか、その事情を聞いたら「それはそういうこともあるかもしれない」と思ってしまう自分もいました。

人は周りに自分を引き上げてくれる人がいなければ、間違いを犯してしまうこともある。でも、現代は、そういう(自分を引き上げてくれる)人と出会うこと自体が難しいんですよね。みんな自分のことに精一杯で、余裕がないですから。

そういう意味で、彼を雇った会社の社長さんは、あきらめることなく彼に向き合っていて素晴らしいと思いました。

「幸せが感じられないのはなぜ?」ずっと引っかかっていた

――改めて松本さんが「つながり」について思うことを教えてください。

人が幸福を感じる大きな要素のひとつが、人とのつながり、人間関係ですよね。人から大事にされないと不安になるし、嫌な気持ちにもなります。でも、大切にされると心が落ち着くし、これは誰でも一緒だと思います。

私自身、仕事に集中したい気持ちが強すぎて、友だちに会うどころか、ほとんど連絡もとらずにプライベートな関係を断っていました。

そうして5年ほど経ったこの春夏、少し時間ができると、とってもいい友だちができたんです。

彼女たちは、本当にやさしくて、尊敬もできて。そういう人から「好き」だと言ってもらったときに、「こんなに幸せなことがあるのかな」というほどうれしくて。

そうすると、彼女たちに気持ちを返したくなるし、それはやさしさや愛の交換になって、いい循環しかない。

例えば、ご飯を食べにいったお店の店員さんがとってもよくしてくれたり、すべての出会いが「これはご褒美なんじゃないか」というくらい恵まれたものに感じられて。

がむしゃらに仕事をしてきたことで、自分が変化や少しだけ成長をして、そのことで与えられた出会いなのかもしれない…とも思ったり。

今、ささやかな幸せを感じられるようになったことで、困っている誰かを助けたいと思えるのかもしれません。

こういう仕事をしていて、きっと、売れたりすることを(自分が)求めていて、それは本当の気持ちではあるんだけれど、でも、それ自体がかなったからといって、幸せを感じることはなかったんです。

「幸せなはずなのに、幸せと感じられないのは、なんでだろう?」とずっと引っかかっていました。

でも、本当にいい人間関係を築けて、幸せを感じられるようになると、一つひとつの仕事もそうですし、なんだったら、掃除しているだけ、お皿を洗っているだけ、空が青いだけで幸せを感じられるようになったんです。これは本当に初めてのことで。

振り返ると、今まで幸せを感じられる心を育めていなかったのかなって。

今は、良好な人間関係がいかに自分を満たしてくれるかを知っているので、今回、この回を見て、すごくよくわかるんです。

だから、こういう状況にいる人を断罪しちゃいけないのはもちろん、みんなが自分のこととして感じられる心をもって、まず、私たちが変わっていかなくちゃいけない。そんなことを学んだ回でした。

<ナレーションの一部を先行紹介>

<予告動画>

YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告動画を配信中!

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