帝釈総合病院・救急外来。
杏野朱羅(松本若菜)の指示通りにテキパキとこなす研修医・薬師寺保(佐野晶哉)。その様子を見ながら朱羅は「腕上げたね、薬師寺先生」と褒め、保は満面の笑みで「やっとボウズ卒業だ…」と喜ぶ──。
寝言とともに勢いよくソファから転落した保はそれが夢だったと気づくが、「いい夢だったな…」と顔をほころばせ、やる気満々で勤務につく。
救急外来の初療室には夜勤明けの梵天太郎(荒川良々)、六道ナオミ(小雪)の姿があり、疲れた様子の2人に保は「お疲れ様でした」と声をかけた。
そこに上機嫌な大黒修二(田辺誠一)が「ちょっと聞いてくれ」とやってきて…。
そんななか、ホットラインが鳴り、救急隊から「建築現場の崩落事故で負傷者発生!」と受け入れ要請が入る。
朱羅は「連れてきて!」と応答し、保は「夢でできたんだし、やるぞ…」と意気込むが、いざ患者を前にすると空回りの連続で…。
一方、大黒と看護師の九曜沙苗(結城モエ)、三宝加代子(阿南敦子)は外科科長の金剛又吉(鈴木浩介)から衝撃の事実を告げられる。