太陽は、陽平と春陽を誘って一緒に食事をする。4人がけのテーブルに一つ空いているイスに母さんを呼ぼうと言いだす太陽。千秋が見たかった景色とは、「家族の団らん」だった。姿を現した千秋は、陽平の隣にそっと座り、3人の会話を聞いていた。
隣の席を気にするような陽平の姿に気づいた太陽は、春陽を誘ってコンビニへ。
1人残された陽平は、明日香の名前を呼び、自分と出会わなければ良かったのではないかとずっと考えていたが、それでも明日香と生きることができてよかったと話す。火事があったときに降り出した雨は、明日香が太陽と朝野煙火工業を守るために降らせてくれたと思っている──陽平は、そう礼を言った。
太陽から、「人生で一番大切だった10秒間はいつか」と問われたことを思い出した陽平は、明日香と出逢ったときだと思う、と太陽に告げる。それを聞いた太陽は、自分がどういう花火を作りたいのかわかった気がする、と返した。
雨のもとへ帰る道すがら、千秋は太陽にキャンドルの話をして、もう一度会いたいという願いを実現させてくれた礼を言う。そして、五感を失った後の人生におびえている雨にも“希望の光”を分けてあげてほしいと頼んだ。