『Dr.アシュラ』第8話あらすじ完全版
ある日、救急科の薬師寺保(佐野晶哉)、大黒修二(田辺誠一)、梵天太郎(荒川良々)、水吉歩夢(荒井玲良)らは、古いカルテを電子化するため書庫から運び出していた。
梵天がカルテを段ボールにしまおうとした時、黄ばんだ新聞の切り抜きが落ちる。
その新聞記事は理事長の阿含百合(片平なぎさ)が、医師として当時の総理大臣の命を救ったというものだった。
保らは阿含理事長が医師だったことを初めて知って驚く。
その後もカルテを段ボールに詰めていると、保は1つのカルテの存在に気づいた。
表紙には杏野朱羅(松本若菜)の名前があり、保は「え…」と声を漏らす。思わず中を開こうとした瞬間、朱羅が通りかかり保は慌ててカルテを段ボールにしまった。
その時、朱羅が「…来る!」とつぶやき、救急隊からのホットラインが鳴る。
運ばれて来た患者は歩行中に車にはねられ、意識レベルが低下し重体となっていた。
損傷は激しく、止血しても血圧が上がらない状態で医師たちに緊張が走る。さらにこの患者は免許証も保険証も所持しておらず身元不明だった。

「厄介な患者を受け入れた」と診療部長の金剛又吉(鈴木浩介)に嫌味を言われる大黒たち。
その日の夕方、警察から「車にはねられた男性の身元が判明した」と電話が入る。
電話で話した朱羅の表情が固まった。男が神原隆司(忍成修吾)だと医師たちに報告する朱羅に、六道ナオミ(小雪)はひっかかるものを感じる。