<清野菜名 インタビュー>

©山﨑祥和/GALAC

――映子ママは、お店のスタッフだけではなく、府中のためにも貢献したいという思いの強い方ですが、清野さんには自分を助けたり、救ってくれたりした人はいますか?

脚本家の倉本聰さんです。『やすらぎの郷』(2017年/テレビ朝日)というドラマで、初めてお会いしたのですが、そのころは、お芝居の仕方がわからず、「みなさんはどうやって役を作り上げているんだろう」と疑問ばかりの時期でした。

そのとき、倉本さんが登場人物の一人ひとりについて書かれた生まれてからの年表のようなものを見せてくださって、「ここまでやれば、その人物にもしっかり人生がついて、台本に書かれている以外のことも想像してつくっていいし、足すこともできるんだよ」と教えてくださって。

それも強制ではなく、「一つのアイデアとして、困ったときにやってみなさい」と言ってくださいました。この考え方がすごく面白いと思えて、そこから少しずつお芝居に抵抗がなくなり、チャレンジ精神がどんどん生まれていきました。

――今回、この作品に触れて、刺激を受けたことなどはありますか?

働くスタッフのために託児室を設けたり、環境を整えたりする行動力は本当に素敵で、私たちの働く世界にもそういったシステムがどんどんできれば、復帰がより早くなったり、やりたいと思ったときにできたりするものなのかな、とも感じました。

それと、映子ママの、どんな人でも、外見やイメージで決めつけず、中身の深いところを知るまで関わりあうという姿勢はとても素敵でしたし、尊敬します。私もそうありたいと思いました。

――映子ママが目をかける野地さんとの関係にも表れていましたね。

そう、野地さん!頑張ってほしいです。いえ、頑張れ!です(笑)。

最初は、「店長?大丈夫なのかな」とも思いましたけど、野地さんを追って見ているうちに、内面の純粋さや汚れていない感じが伝わってきて、すごくいいなと思いました。とにかく野地さんの人生がうまくいってくれるといいですね。応援するような気持ちで見ていました。

<清野菜名 “語り”の一部を先行公開>

<予告動画>

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