天達武史気象防災キャスター:
この時期、気温以外にも気をつけなければならないものがあるんです。それがこちら。
天達武史気象防災キャスター:
この時期、東京都付近では、スギ・ヒノキのシーズンは終わりを迎える頃ですが、その代わりに別の花粉がピークを迎えるんです。それが、「イネ科花粉」です。初夏は気持ちのいい陽気が多いんですけれども、まだ実は花粉に注意しなくてはいけないんですね。
小室瑛莉子アナウンサー:
まだいるんですか!
天達武史気象防災キャスター:
そうなんです。今ムズムズしている方、「イネ科」の花粉の可能性があります。
小室瑛莉子アナウンサー:
(自分を指さして)かもしれないです。一昨日くらいからくしゃみがずっと出てて。
天達武史気象防災キャスター:
「イネ科花粉」といっても、お米のイネとは違いますよね。「カモガヤ」っていう植物なんですけど、花粉を出すイネ科の雑草で首都圏でも、道路沿い、河川敷、公園など身近な場所に生息しています。
症状は、スギ花粉の症状と大きい差はないですが、スギ花粉の症状がない人でも、イネ科花粉には反応が出てしまうケースもあるんです。
天達武史気象防災キャスター:
特に、気温が高くよく晴れた日や、または雨上がりの朝の気温が低くても午後から上がる場合は要注意なんですね。非常に花粉が飛びやすくなります。
天達武史気象防災キャスター:
しかし、このイネ科花粉ですが、スギ花粉よりも簡単に被害を軽減することができるんです。
天達武史気象防災キャスター:
イネ科花粉の飛散距離は数十m(スギ花粉は数十km以上)。
つまり、生息場所である河川敷や公園などに近づかなければ、被害を受けにくくなるんですね。
天達武史気象防災キャスター:
この時期、晴れた日にキャンプやピクニックをする方もいるかと思いますが、もしアレルギー症状を感じた場合はその場から離れるなどの対処をおすすめします。
(『めざまし8』 2024年5月14日放送より)