神経締めとは、魚の脊髄(せきずい)に針金を通して神経を遮断し、死後硬直を遅らせて鮮度とうま味を最大限に保つ処理技術。
良いアイデアだと盛り上がる彩花たちだったが、神経締めのやり方がわからない。そんな彩花たちに奈未は、漁師の須崎純一(永野宗典)を紹介。彩花たちは、“達人”と自称する須崎に神経締めを習う。
神経締めのサバを使ったサバ缶は、柔らかくおいしいものに仕上がった。
自分たちで見つけた“正解”に、大喜びする彩花たち。朝野と奈未は、そんな彩花たちを温かく見守る。
彩花たちはサバ缶のサンプルを完成させてJAXAに送り、サバ缶は1年半の保存検査に入った。
長年の苦労が実を結び、ついに宇宙サバ缶が認証!朝野(北村匠海)も涙
それから1年半が経った。宇宙サバ缶の認証の可否を伝えるため、JAXAから木島と宇宙教育センターの皆川有紀(ソニン)が若狭小浜高校を訪れる。
朝野と奈未、彩花たちは実習室に集まり、木島と皆川を迎える。朝野は木島に勧められて、1年半保存したサバ缶を開けて試食。サバ缶の匂いも味も、1年半前の状態と変わっていなかった。
「宇宙が見えてきましたね」とほほ笑む木島。さらに木島は、生徒たちが試行錯誤しながらサバ缶を宇宙に飛ばしたいという夢を共有してたくさんの発想が重なったとき、唯一無二の宇宙食が完成するはずだと信じて待っていたと語る。
木島から、サバ缶を宇宙日本食として認証すると告げられ、歓喜の涙を流す彩花たちと奈未。
木島は「長い時間をかけて、おいしい宇宙食を開発してくださり、ありがとうございました」と感謝して深く頭を下げる。
朝野は、さまざまな生徒たちが長い年月を通して積み重ねてきた日々を思い、涙する。
朝野と彩花たちは、JAXAで行われるサバ缶の宇宙日本食認証式典に出席。式典では、宇宙飛行士・奥山亨(萩原利久)が登壇して祝福のスピーチを行う。木島が奥山に「宇宙飛行士として高校生に夢の話をしてほしい」と頼んで実現したことだった。
奥山は、何度も挫折しながら多くの人に支えられて宇宙飛行士となった経験から、夢は自分1人のものではなく、宇宙サバ缶はその象徴だと語る。
その後、小浜に戻ってきた彩花たちは、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中の宇宙飛行士がSNSで「サバ缶を宇宙で食べる日を楽しみにしている」と投稿しているのを見て、緊張と興奮が止まらない。
そんななか、朝野は彩花たちに、次の補給船でサバ缶が宇宙に飛ぶことになったと報告。ついに、サバ缶が宇宙へ行く夢が現実になろうとしていた――。

