ナレーション収録を終えた志田さんにインタビュー。「その後を楽しみにしていました」という石黒さんの社会人生活の船出を見守っての感想、一人暮らしを始めた石黒さんに共感するところなどについて聞きました。

多部未華子「石黒さんにはポジティブなところがある。これからが楽しみ」

――石黒さんは“異色の新人”として島根の会社に就職し、地元テレビ局も取材に来るほど注目を集めています。

私も、石黒さんのその後を楽しみにしていました。今はまだ社会人生活が始まったばかりで未知数でしょうし、注目されているという非日常的な環境もあると思うので、ここからですよね。石黒さんはポジティブなところもあるので、この会社で長く働き続けそうな気もしますし、これからどうなっていくか楽しみです。

――親子ほど年齢の離れた18歳の同期たちとも打ち解け、気さくな人柄が感じられます。

石黒さんはどこか放っておけないというか、“愛される力”を持っている感じがします。きっと“頼れる同期”というより、“愛される同期”ではないでしょうか。同期に限らず、先輩やいろいろな方に愛されそうなので、そこを石黒さん自身がどう捉(とら)えていくか、だと思います。

――島根で一人暮らしを始めた石黒さんが、実家で飲んでいた紅茶が手元になく、故郷を思い出す場面があります。多部さんは一人暮らしを始めたとき、実家を思い出す瞬間はありましたか?

掃除機にたまったゴミを見て「あ、これも自分でやらなきゃいけないんだ」と気づいたときに思いました。そういう“見えない家事”が実はたくさんあって、ずっと母がやってくれていたんだなと実感しました。パスタを作ろうとして塩とコショウがないことに気づいた瞬間も、今でもすごく覚えています。

――引っ越したばかりの家にまだ家具も布団もなく、床に寝転がる石黒さんの姿もありました。そういうところへの共感も?

そうですね。一人暮らしを始めたばかりでまだ何もそろっていなくて、という状況はすごく分かりますし、やっぱり実家のありがたさを感じますよね。家の中に人の気配がないとか、一つひとつの小さなことで実感していました。

――多部さん自身も母となった今、改めて実家の良さを感じることはありますか? 

普段は家事を自分でやらないといけないですが、忙しいときに母が来てお風呂を沸かしておいてくれたりすると、すぐに入れるのでありがたいなと思います。

――前回の放送では、石黒さんの大学のサークルOBで、女子大でキャリアセンター長を務める“大先輩”磯野さんが、石黒さんの就活を支えました。

磯野さんのその後も気になっています(笑)。やっぱり、いくつになっても出会いは大事ですよね。40歳の新入社員であろうと、立場に関係なく自分が頼れる人、甘えられる人を見つけられたら、それだけで救いであり、大きな価値になると思います。

――今回は「橋田賞受賞記念 特別編」として放送されます。『ザ・ノンフィクション』が賞を受賞したことについて、一言お願いします。

以前からずっと好きで見ていましたし、本当に素晴らしいことです。受賞して当たり前の番組だと思っています。

――家族で『ザ・ノンフィクション』を見ることにハマっているそうですが、最近、印象に残っている放送回はありますか?

インパクトがあったのは、「あしたもテレビの片隅で〜映り込みに捧げる奇妙な人生〜」(5月3日放送 ※)です。ああいう方もいるんだ…と(笑)。私はたぶんお会いしたことがないと思いますが、なかなか強烈でしたね。

(※)「なんでもいいからテレビに映り込みたい」その一瞬のために、無職のホームレス生活を続けながらカメラがある場所を転々とし、自らを“エキストラの帝王”と名乗る男性(58)の物語。

渋谷凪咲「幸せの形は人それぞれ」“エキストラの帝王”の奇妙な人生に驚き テレビに出始めた当時の自分に“言いたいこと”も明かす

『ザ・ノンフィクション』予告・無料配信

YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。5月24日(日)14時~「橋田賞受賞記念 特別編 12浪の早大生 40歳の春」予告。

<過去の放送はTVerFODで、期間限定で無料配信中!>

4月26日放送「100億円男の人生相談~満たされない心の行方~」(語り:礼真琴さん):5月24日まで。

5月3日放送「あしたもテレビの片隅で~映り込みに捧げる奇妙な人生~」(語り:渋谷凪咲さん):5月31日まで。

5月10日・17日放送「はぐれ者とはぐれ猫2 前・後編」(語り:志田未来さん):6月14日まで。