小田桐は、湖音波が岐阜で亜里沙のために書いた「早急な加療が必要」という内容の紹介状を見ていなかったため、亜里沙の病状がそこまで深刻だと知らなかった。

さらに、亜里沙がテーブルの上のジュースを取ろうとして床に落とした様子を見て、視野障害を疑うものの確信が持てず、見過ごしてしまったという。

その後、転院した亜里沙は階段を踏み外して転落し、亡くなった。自分が視野障害を指摘していれば亜里沙は亡くならなかったかもしれないと罪悪感を背負ってしまった小田桐は、脳神経外科医を続けられなくなり病院を辞めた。

湖音波は正直に語ってくれた小田桐に感謝し、亜里沙の件をこのまま放っておかないと約束する。

湖音波(橋本環奈)と産婦人科医・飯塚(葉山奨之)が妊婦とお腹の赤ちゃんのために奮闘!

湖音波が病院に戻ると、中田をはじめ脳神経外科の医師と産婦人科部長が集まり、話し合っていた。急性水頭症を起こした妊娠34週の妊婦がまもなく緊急搬送されるという。

その患者は、瑠花だった。母体と胎児、どちらを救うか、医師たちは選択を迫られていた。

そこに飯塚が駆け込んでくる。胎児はあきらめるしかないという意見が出るなか、瑠花に「何があっても子どもを助けてほしい」と頼まれていた飯塚は「胎児の命をあきらめる選択肢はない」とキッパリ。それまでの態度とは打って変わって、厳しく真剣な表情の飯塚。

迷う中田たちに、湖音波は「母親も赤ちゃんも、どっちも救うんじゃ!たぁけ!」とタンカを切る。飯塚も湖音波と同じ思いだった。

胎児の心音が低下し、すぐにでも胎児を取り出さなければ母体も胎児も危険な状況に。中田は、内視鏡下血腫除去術と超緊急帝王切開の同時手術を決断する。

湖音波と飯塚は、ともに瑠花の手術に臨む。一刻を争う状況で、必死に作業を進める2人。飯塚が瑠花のお腹から赤ちゃんを取り上げた。赤ちゃんは力強く泣き声を上げる。

あとは、湖音波の手に任される。しかし、胎児を取り出すときにもともとあった子宮筋腫が裂け、大量出血が起こってしまった。このまま脳の手術を続ければ、心停止する可能性が高まる。

同時手術は危険だと反対していた病院の事務方スタッフが、中田に詰め寄る。事務局長・鷹山勲(大谷亮平)の顔色しか気にしていない事務方スタッフに対し、中田は「出ていけ」と彼らを一蹴した。

湖音波と飯塚をはじめ手術スタッフは必死に処置を続け、出血を抑えて血圧を安定させることに成功。湖音波は手術を再開し、無事終わらせた。

湖音波と飯塚は、食堂で一緒にどて煮定食を食べながら語り合う。飯塚から「しんどい」と言い続ける真の意味を聞く湖音波。

これまで自分が取り上げた赤ちゃんの命が失われたことが何度もあり、助けられなかったことを“しんどい”と感じていた。誰かの命が失われるたびに、しんどくなる。飯塚は「病院の患者全員が自分の患者」と言い切る湖音波が、しんどくないのかと疑問に思っていたのだ。

湖音波は飯塚に共感しつつも「しんどくても、すべての患者に向き合いたい」と告げる。湖音波と飯塚は、患者のために同じ志を持つ医師だった。

瑠花と赤ちゃんの経過は順調で、大祐は飯塚に誤解していたことを謝る。

一方、中田は大河原から、亜里沙のことを問いただされる。亜里沙のために湖音波が書いたとされる紹介状を突きつける大河原。それは「経過観察目的」という内容に偽造されたものだった。

大河原から、紹介状を偽造したのではないかと聞かれた中田は「私が宮村亜里沙さんを殺した」と告白。

そこに湖音波が現れ「どういうことっすか!?」と中田に詰め寄り――。

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