自然流産の確率も高まる高齢出産は、子宮筋腫や高血圧、糖尿病などのリスクも

また高尾先生は、「妊娠の約15%は自然流産」という数字も紹介。「自然流産」とは妊娠22週未満での流産を指し、40歳を過ぎると40%以上が流産につながるというデータもあるのだそうです。

書籍『45才で初めてママになりました。私の不妊治療・妊娠・出産のすべて』の著者であるあいりさんは、39歳で結婚し、すぐにAMH検査を受けたそうですが、「閉経間近の数値」と言われて驚いたといいます。

その後、体外受精を目指すもなかなか着床してくれず、着床しても2度の流産を経験。3度目の妊娠も不安しかなかったといい、前置胎盤や子宮筋腫、妊娠糖尿病など問題は山積みだったそうです。

「産後もむくみがひどくて歩けず、育児の体力も続かない。5歳しか違わないママとの体力の違いを痛感する」というあいりさんの経験を聞いたゆうちゃみさんは、「自分が生まれてきたこともだけど、妊娠は奇跡」と改めて実感した様子。

高尾先生は「キャリアを積んだあとに妊娠出産に挑戦している人が増えているが、高齢出産は子宮筋腫、高血圧、糖尿病などのリスクが上がる。更年期の時期に仕事と子育てを両立することにもなり、アップアップの人が少なくないのが現状」と、高齢出産のリスクを伝えました。

何歳から何人出産したいのか、仕事はどうするのか…ライフプランを考える機会を

「40歳を過ぎて出産したが、母が高齢で子どもの世話をしてもらうのが難しい」という46歳女性のお悩みでは、高尾先生が「社会人になるタイミングで、ぜひ、何歳から何年おきに何人出産するのか、そのときの自分の仕事はどうするのかというライフプランを考えてみてほしい」とアドバイス。

そして最後に高尾先生は、「妊娠や出産を考えるうえで、なによりも生理不順や重い生理痛を放置しないでほしい」と警鐘を鳴らしました。

生理不順を放置しておくと妊活に大きな影響が出るほか、重い生理痛は子宮内膜が子宮以外の場所にできる「子宮内膜症」が原因の可能性も。子宮内膜症は、不妊の原因の一つにもなり得るといいます。

ゆうちゃみさんが「高校生くらいから生理痛がつらくなって、婦人科に相談して低用量ピルを飲むようになった」と語ると、高尾先生は大きく頷きながら「生理がつらいと感じたら、迷わず専門家の先生に相談してほしい」と訴えました。

『ノンストップ!』(フジテレビ)2026年1月23日放送より