救急に患者の岡崎加奈(今井夢華)が搬送された。加奈の瞳孔は散大し、危険な状態。一刻を争う状況のため、湖音波は救急にドリルを持ち込んで加奈の頭を開く。湖音波の処置によって加奈の脳幹反射は回復し、手術室へ移送された。
加奈の頭から血腫を除去する手術に臨む湖音波。重傷を負って横たわる加奈を前に、13年前のつらい記憶がよみがえる。
湖音波(橋本環奈)が一命をとりとめながらも親友を失った13年前の事故
13年前のある日、湖音波は親友の堀田真理愛(平祐奈)と一緒にバイクで夜の道を走っていた。歩行者を避けようとした真理愛がハンドルを切り損ね、事故になってしまう。
湖音波が目を覚ますと、涙ながらに喜ぶ父・潮五郎(吉田鋼太郎)と、中田がいた。湖音波は病院に搬送された時点で、右前頭部を陥没骨折し骨の破片で脳が圧迫されるという危険な状態だったという。
他の医師は湖音波を助からないと見立てるが、中田は助かる可能性がある状況で、あきらめられないと言って手術を強行。中田によって、湖音波の命は救われた。
一方、真理愛は助からなかった。真理愛の弔いをすると言って再びバイクに乗ろうとする湖音波を𠮟りつける中田。無二の親友を失って深い悲しみに暮れる湖音波に、中田は真理愛の頭蓋骨のレントゲンを見せる。
真理愛は、複数の粉砕骨折で骨の破片が脳幹まで達して激しい損傷を受けていた。中田は真理愛の命もあきらめたくなかったが、救えなかった。湖音波は中田に「助かった命をどう使うか、真剣に考えろ」と諭される。
退院の日、湖音波は中田に「気合と根性なら誰にも負けない」というヤンキー魂で絶対に医者になると決意を伝えた。
湖音波による加奈の手術は順調に進むが、突然、大量出血してしまう。湖音波も動揺する緊急事態に、中田がサポートに入る。中田は、病院の規則を無視して湖音波がやったことのない作業を指示。湖音波は中田に支えられ、難しい手術をやりとげた。
中田が13年前と変わっていなかったと気づいた湖音波は、中田のもとで良い医師になり、たくさんの人の希望になりたいと彼に告げる。そして、規則だらけで効率と利益重視の“クソみたいな病院”で働くと決心し「いつか一人前になったらタイマン張ってください」と投げかけた。
ランチの時間、湖音波は颯良に連れられて病院の食堂へ。
すると、厨房から潮五郎が顔を出す。湖音波が心配なあまり、潮五郎は岐阜で営む食堂を休業して東京に出てきたのだ。父のサプライズに、さすがの湖音波も困惑するばかり。
一方、中田は、事務局長・鷹山勲(大谷亮平)に加奈の手術の件で注意を受ける。鷹山は、病院を取り仕切り、効率と利益重視の方針を推し進める張本人。中田は「田上湖音波は使えます」と、鷹山と何か企んでいる様子で――。

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