新年会など飲み会が増えるこの時期。
ついついお酒が進んでしまい、終電でうっかり寝過ごし、気づいたら終点の駅!ということはありませんか?
そんな時、終着駅までたどり着いた人たちはそのピンチをどのように乗り切るのでしょうか。
『サン!シャイン』は東京の繁華街からの終着駅となる高尾駅と南栗橋駅で密着取材を行いました。
“寝過ごしスポット”高尾駅に密着!男性から誘い「一緒に歩きませんか?」
新年会シーズンが始まった1月9日金曜日の深夜からその後3連休を『サン!シャイン』が密着したのはJR中央線と京王線が通る東京都八王子市の「高尾駅」。
中央線は快速電車の終着駅で、始発の東京駅から繁華街がある新宿などを経由するため、関東圏でも屈指の“寝過ごしスポット”と言われています。
<1月11日午前1時ごろ>
11日午前1時ごろ高尾駅で出会った一人の男性。
――今なぜ、高尾駅にいるんですか?
寝過ごして高尾駅に着いてしまった男性:
吉祥寺とか、あっちの方で飲んでいて…なんか…気づいたらこっちに流されていた。
びっくりした、高尾駅けーと思って。やっちゃいましたね…。
そう明るく答えてくれたのは、都内で行政書士をしているという吉良裕貴さん(31)です。
吉良さんは、JR中央線・武蔵小金井駅で降りるはずが9駅も乗り過ごし、高尾駅まで来てしまったといいます。タクシーで帰ると1万円以上。
吉良さん:
朝までどうしようかと思って…、逆に朝まで覚悟決めようかなとは思っているんですけどね。(番組ディレクターに)一緒に歩きませんか?
午前4時27 分の始発までの約3時間。どのように過ごすのか、同行することに。
まず向かったのは、深夜営業をしているラーメン店です。店員に話を聞くと…、
吉良さん「朝まで時間潰せるとこは?」
ラーメン店店員「ないですね」
吉良さん「マジっすか」
ラーメン店店員「高尾まで来ちゃったら何もできないですよ。(歩いて)30分くらいで西八王子駅があって、その辺(だったら)ならまだ飲めます」
吉良さん「行ってみますわ。ぶらぶらと歩くの好きなので。ありがとうございます!」
アドバイス通り徒歩40分ほどの距離にある隣駅の西八王子駅へ向かうことにした吉良さん。
吉良さん「あれ?94年生まれ?“大谷世代”ね、アハハハハ」
ディレクター「お兄さんも94年?」
吉良さん「94年です」
ディレクター「同い年ですか!」
密着した番組ディレクターと同い年だったこともあり意気投合し、身の上話まで語り出した吉良さん。
吉良さん:
僕、東京の大学行きたかったんですけど、親は地元(石川県)の大学に行ってほしくて、「お金どうする」とか色々あって、「東京行きたいなら自分で出す」って言って…。
高校卒業してから3年ぐらいかけて200万くらいお金貯めて、それで東京の大学受かって4年間そのお金で通ってたんですよね。
ディレクター:
めちゃめちゃいい話ですね…。
この後、しっかりと“恋バナ”にも花を咲かせたところで無事西八王子駅に到着。
たどり着いたのは、78歳のマスターが店をまわす老舗のスナック。早速ビールを一口。
吉良さん「うま!最高!ありがとう西八王子」
そのままスナックで朝まで過ごし、始発の時間に駅へと向かいました。
吉良さん「家出るときにさ、自分がまさか高尾まで寝過ごしてテレビ局の人としゃべるなんか全く想像してへんわけやんか。そういうのがあるからええよな、東京は」
ディレクター「楽しい1日でした」
吉良さん「こちらこそありがとう、おやすみ~」
高尾駅でたたずむ外国人…「ATMに荷物が!」
<1月10日 午前3時すぎ>
終電から2時間以上たった高尾駅で発見したのは、氷点下3℃という極寒の中、駅前でたたずむ4人組の外国人観光客。
終電を逃したオーストラリア人観光客:
富士河口湖に行きたかったんだけど、「電車はもうない」って言われてここにいるんだ。
オーストラリアから観光で来た彼らは、山梨県の大月まで行こうとしたものの、間違えて高尾行きの最終電車に乗ってしまったというのです。
さらになぜか彼らの荷物は、ATMの中に…。
話を聞くと、終電後の高尾駅からタクシーで大月へ向かうべくお金を下ろそうとしていたといいますが、荷物を置いたままタクシーの運転手に料金を聞きに行ったところ営業時間が終了。自動で施錠されてしまったそうです。
オーストラリア人観光客:
運転手は「5時くらいには開くんじゃないか」って…。ATMが開くまでここにいるしかないんだ。
極寒の中周辺を歩き続けて体を温め、午前4時過ぎにようやく解錠!
無事荷物を取り出した彼らは、その後、きれいな富士山と温かいほうとうを楽しめたそうです。
半蔵門線から一本で着いてしまう南栗橋駅
続いて向かったのは、埼玉県・久喜市にある東武日光線の南栗橋駅。
渋谷駅から半蔵門線で北千住駅などを通り、終点の南栗橋駅まで約67km。その間乗り換えなし!もし渋谷駅から乗って寝てしまうと1時間半で終点・南栗橋駅に着いてしまいます。
<1月10日午前0時50分ごろ>
終電到着の約5分後、発見したのは駅前のロータリーにたたずむ一人の男性です。
終点まで寝過ごした男性(30代)「今ここどこだろうって思って、今調べてて…」
ディレクター「どこだか分かりました?」
男性(30代)「今、南栗橋駅に来たなって思って…」
上野駅周辺で新年会を行っていたという30代の男性。自宅の最寄り駅である、東武動物公園駅を通り過ぎ、終点の南栗橋駅までたどり着いてしまったといいます。
でも男性には、一刻も早く帰らないといけないワケが。
男性(30代)「子供が生まれたばっかりで」
ディレクター「え、そうなんですか?おめでとうございます!」
男性(30代)「ありがとうございます。こんな感じで、(12月)30日に生まれたばっかりで」
約5分で到着したタクシーで自宅へ向かいました。料金は5700円、妻の出産直後の手痛い出費となりました。
<1月10日午前1時30分ごろ>
一方、終電到着から約40分後のタクシー乗り場を観察すると、到着した1台のタクシーへ一斉に乗り込む人々が。
彼らは全員、赤の他人。一体どういうことなのでしょうか。
終点まで寝過ごした大学生(20代):
なかなかタクシー来ないので「一台に乗ろう」みたいな、「みんなで乗ろう」みたいな感じになって、“絆”みたいなのが生まれたんですけど。
タクシーの台数が少なくなかなか来ないため、帰宅する方面が一緒の人たちで相乗りして料金を割り勘に。
たどり着いた終着駅では思わぬ絆が生まれていましたが…、皆さん、寝過ごしにはご注意を!
(『サン!シャイン』2026年1月13日放送より)
