――ほかにもお気に入りのシーンはありますか?

第2弾(2025年1月放送)で流れたんだけど、俺がブランコに乗ってたら、(番組ディレクターから)「結婚は諦めたほうがいいんじゃないですか?」って言われて。俺は「いや、母ちゃんに(晴れ姿を)見せるまで諦めねえ」って言って、空を見上げたんだよね。これが、良いんだ。すげぇ良いシーンですよ。

――反対に、これは撮られたくなかったというシーンは?

やっぱり(初仕事に大遅刻した)ラーメン屋の場面だろうね。だって俺、前の日に大将に「この味に惚れた」とか散々言っておきながら、いきなり遅刻したからさ、我ながら「そりゃちょっとねぇ…」と思ったよ。

「恋愛はわりとチャンスがある。今もまあまあ」

――放送を楽しみにしている皆さんに、伝えたいことはありますか?

俺、悪いところもあるけど、本質は良い人間なんで、嫌いにならないでください。末永くよろしくお願いします。『ザ・ノンフィクション』の俺のシリーズも、まだまだ続けるよ。第10弾ぐらいまで、寅さんシリーズみたいに続くから。ほんと、死ぬまでやるからね。

でも俺、30〜40代の女性には結構、評判いいんですよ。「あんな面白い人はいない」って。

――それは、どこ調べですか?

俺調べ。

――第2弾の放送では、小堀さんが婚活に奮闘する様子も映っていましたが、現在はいかがですか?

恋愛はわりとチャンスがあってね。今もまあまあ。でもね、とにかく入院している母ちゃんに晴れ姿を見せたいわけよ。母ちゃんが生きているうちに嫁を連れて行って、母ちゃんのベッドの横で2人でお見舞いしたいっていうのはある。

ここにお金とかは関係ない。親を安心させたいっていうピュアな気持ち。それしかない。だから、コンビも解散させないでいくので。あいつ(室田さん)もいろいろ心配してくれて、俺のお母さんみたいなところがあるからね。

――残念ながら、そろそろ時間が来てしまいました。

まだ2時間ぐらい話せるから、全然いいよ?『ザ・ノンフィクション』に出たあと、インタビューを受けることが増えてね。2025年は12本ぐらいあったかな。インタビューで話す内容は比較的面白いと思うから、また何かあったら一つよろしくお願いします。

『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』

12月31日(水)13時50分~『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』が放送されます。

『ザ・ノンフィクション』30年、1200回超の放送を振り返り、ドキュメンタリーを愛してやまない東野幸治さんと設楽統さん、番組の「語り」を担当した大島優子さん、きゃりーぱみゅぱみゅさん、吉岡里帆さんらと「ザ・ノンフィクション」を語り尽くす4時間。

人々の記憶に残る人物たちもスタジオに登場。今回新たに、名作の舞台裏と主人公たちの「その後」の物語もお届けします。

『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』

放送日時:12月31日(水)13時50分~

語る人:東野幸治、設楽統

ゲスト:大島優子、きゃりーぱみゅぱみゅ、吉岡里帆

特別ゲスト:植草美幸(婚活アドバイザー)、ガッポリ建設(小堀敏夫・室田稔)、シュラフ石田、武居由樹(ボクシング・前世界王者)、星愛美(日本最高齢のストリッパー)
※五十音順、敬称略

語り:吉岡里帆

総合演出・チーフプロデューサー:西村陽次郎

演出・プロデューサー:京田宣良

制作協力:バンエイト

制作著作:フジテレビ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/

フジテレビドキュメンタリー:https://www.youtube.com/@fuji_doc