3月23日・30日に放送されたのは、本仮屋ユイカさんが“語り”を務めた『私が踊り続けるわけ4〜58歳のストリッパー物語〜前・後編』。日本最高齢のストリッパー・星愛美(ほし・まなみ)さんを追ったシリーズ第4弾です。
日本最高齢・58歳ストリッパーの“神がかった”覚悟
2024年春…愛美さんは58歳の誕生日を迎えました。
前年の夏、肺がんを患い、肺の一部を摘出した愛美さんは「還暦まではステージで踊りたい」という気持ちはあるものの、抗がん剤治療による体力の低下と脱毛に苦しむ日々が続いていました。
このまま治療を続けていては、ステージに立てない体になってしまうのではないか。抗がん剤治療を続けるのか、それともストリップの舞台へ戻るのか…。
激しい葛藤の中にある愛美さんの脳裏に浮かぶのは「星組」と呼ばれる愛美さんファンを始め、全国各地の劇場で彼女に会うことを楽しみにしている多くのストリップファンの顔。
「私がステージで踊ることで、みなさんが元気になってくれるなら、命を削ってでもステージで踊りたい」。愛美さんは抗がん剤治療を3回で打ち切り、がんと闘うことよりも、ステージ復帰に人生を懸けることを決意したのです。
目指すのは、1ヵ月後に迫った58歳の誕生日イベント。新たな衣装を準備し、振り付けも自ら考え、ステージに耐えられる体を取り戻そうと自分を追い込む愛美さん。
そんな時、悲しい知らせが届きます。大切なファンの一人が孤独死をしたという警察からの連絡でした。悲しみに暮れる愛美さん。明らかにしぼんでいく復帰への熱い思い…。
はたして、愛美さんは再び、ストリップのステージに立つことができるのでしょうか。
YouTube『フジテレビドキュメンタリー』では、2025年3月の放送の「その後」を配信中。愛美さんは、新人ストリッパー・天ノ川つみきさん(22歳)に愛情を注ぎ全力で向き合います。いつしか、つみきさんにとって愛美さんは母親のような存在に。激痛をこらえ、体力の限界までスポットライトの中で踊る愛美さんの背中を見たつみきさんは…。
