奈美は、国見のスマホに残っていた、あるアプリに気づく。それは匿名のメッセージアプリで、国見がバックドア作成を指示した人物とのやりとりに使っていたようだった。

清水は、そのアプリがNPO団体「ヒューマン・フューチャー・ブリッジ」の職員を監視するために使われていたものと同じだと指摘。野村は、アプリのGPS機能を使ってSEの位置を把握し、殺害していた。

奈美は、アプリのGPS機能から現在の野村の位置情報をつかめるはずだとひらめく。清水が野村の潜伏先を突き止め、早見は捜査員を派遣して突入を命じる。

山内、南方、掛川は捜査一課の捜査員たちとともに、野村の潜伏先に踏み込む。しかし、すでに野村は立ち去ったあとだった。

ある情報を受けた奈美(沢口靖子)は佐生(安田顕)への疑いを深め…

突入失敗の報告を聞き、落胆する杏子。そこに、犯人からメールが。表示されていたビデオ電話のURLにつなぐと、衰弱した様子のカナが映し出される。

助けを求めるカナを何者かが押さえつけ、まもなくビデオ通話は突然切れた。杏子は、カナの姿に衝撃を受けてしまう。

間一髪で逃げた野村は、久慈幹二(池内万作)に電話で連絡。野村を逃がしたのは、久慈だった。野村は、あせった様子で久慈に金を要求するが、久慈はのらりくらりとかわす。

奈美は掛川から、カナの出国に関する意外な情報を知らされる。佐生は、カナが出国した情報を早々につかんでいて、元部下を使って捜査本部に流したというのだ。

奈美が佐生に、なぜすぐに総理に伝えなかったのか尋ねると、彼はこともなげに「単なる家出だと思っていた」と答える。さらに奈美が、総理を追い詰めるためだったのではないかと迫ると「国家にとって必要ならありうる」と言い放つ。

必ずカナを救出して犯人を逮捕し、佐生が何をしようとしているかも暴くと宣言する奈美。

一方、事態が動かず憔悴(しょうすい)する杏子のもとには「カナさんを助ける方法があります」という何者かからのメッセージが届き…。

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