今から20年前の2005年に開催された、愛知万博「愛・地球博」。
二足歩行や楽器を演奏する最先端ロボットが話題となり、2200万人以上もの人が来場しました。

その公式キャラクターである「モリゾー」「キッコロ」も広い世代に愛され、公式グッズの売上げが92億円にのぼるほどの“一大ブーム”に。

当時2歳だった愛子さまも、モリゾーとキッコロを大変気に入られ、皇太子時代の天皇陛下が自ら撮影された映像には、モリゾーとキッコロが登場する絵本を愛子さまに読み聞かせる親子の仲睦まじい様子が映っていました。

この映像は、モリゾー・キッコロ人気に火がつくきっかけになったといいます。

グリーティングには行列 モリコロ人気健在!

あれから20年。モリゾーとキッコロの今を知るために、『サン!シャイン』が向かったのは、万博跡地にできた「愛・地球博記念公園」。

取材スタッフ:
あちらにすごい列ができています。大人の方や子供もたくさん並んでいます。

到着すると目に飛び込んできたのは、長い行列。集まった人たちのお目当ては…、もちろんモリゾーとキッコロです!

手を振りながら登場したモリゾーとキッコロに大興奮の人々。
「モリコロパーク」の愛称で親しまれるこの場所では、今でもモリゾーとキッコロが訪れる人を迎え入れているのです。

さらにこの日は、月に一度しかない一緒に記念撮影ができる「グリーティングイベント」の開催日。開始30分前に並んだという先頭の女性たちは、無事4ショット写真が撮れてご満悦の様子。

グリーティングイベントに訪れた人:
ガチです!かわいかったです!

グッズ売り場をのぞいてみると、売り場の前で真剣に悩む人の姿が。
神奈川県から来た女性が真剣に選んでいたのは、20周年を記念に発売された「愛知県54市町村のご当地ピンバッジ」。

神奈川県から来た人:
小さい頃に(愛・地球博に)連れてきてもらって両親に。本当に、(モリコロと)共に歩んできたっていう感覚があるかもしれないですね。

悩みに悩んで、7個をチョイス。「絞らないと破産しちゃうので、厳選に厳選を重ねた感じです」とお会計に向かいますが…。

神奈川県から来た人:
ちょっとごめんなさい!追加してもいいですか?犬山市と日進市…。

再ブームの兆し?きっかけは大阪・関西万博

20年間愛され続けているモリコロ。さらに、訪れた人たちに話を聞いてみると、ある“きっかけ”で再熱・新たなファンを獲得しているといいます。

来園者:
小さい頃から知っているキャラクターですけど、大阪万博がきっかけで。

それは、10月まで開催されていた「大阪・関西万博」。モリゾーとキッコロは、ミャクミャクと共に公の場に度々登場することとなりました。
その姿を見た人たちが、過去の万博を思い出し、再び注目が集まるようになったのです。

さらに、万博開催時には生まれていなかった“新たなファン”も獲得していました。
愛知県の小学2年生・みよちゃん(7)。

みよちゃん(7):
(大阪)万博の話をしていたら、ママが「愛知でも万博やっていたんだよ」って言ったから、調べてみたらモリゾーとキッコロの存在を知ったんです。
(好きになって)まだ1カ月です。

大阪万博をきっかけに、「愛・地球博」のことを自らネットで調べ、モリゾーとキッコロの大ファンになったという、みよちゃん。

「愛・地球博記念博物館」にある、当時の皇太子ご夫婦や各国の首脳陣が訪れた際に使用したVIPルームを見守るモリゾーとキッコロを見て、「泊まりたいくらいだわ」興奮を隠せません。

みよちゃんの母:
こんなにまさか、生まれてきた子がハマるんだったら、(当時)モリコログッズを何か買っておけば良かった。

大人気の“めじるしチャーム”になって登場!

世代を超えて…新たなファンが増え続けているモリゾーとキッコロ。
実は最近、若い世代に大人気の「めじるしチャーム」になって、全国のガシャポン売り場に登場しました!

“モリコロ”めじるしアクセサリーは、誕生20周年の節目であることや、大阪万博効果で再注目されたということもあり、店頭に並べば行列がでる程の人気っぷり。

もし見かけたら、ゲットしてみてはいかがでしょうか?
(※店舗により取り扱い状況が異なります。なくなり次第販売終了)

(『サン!シャイン』 2025年11月27日放送より)