──撮影現場の雰囲気はいかがですか?

私のクランクインが皆さんより少し遅かったのですが、以前、木曜劇場に出演していたこともあって、知っているスタッフさんが多かったので、すごく居心地のいい空気感のなかで撮影をしています。

物語自体がハッピーなものではないですが、シリアスなシーンではスタッフの皆さんが気を使って空気をつくってくださいますし、田中さんや深澤(辰哉)さんをはじめ共演者の皆さんも普段は明るい方々なので、オンとオフがきっちりとしていてとても助かっています。

松本若菜 田中圭は本読み時点から“宏樹”だった!深澤辰哉は悩みながらも素敵な役に

──田中さんと深澤さんの印象を聞かせてください。

クランクイン前に田中さん、深澤さんと3人で本読みをさせてもらったのですが、田中さんはそのときから完ぺきに役をつくってきていらっしゃいました。

宏樹にもバックボーンがあって、のちに見返してみると「なるほど」と思うこともあるのですが、そういう意味で説得力のあるお芝居をされていて、田中さんはすごいなと思っています。あんな夫は嫌ですけど(笑)。

深澤さんが演じる美羽の中学時代の幼なじみ・冬月くんは、2歳下だけど当時から美羽を呼び捨てにしていた男の子。「いたいた、こういう男子」という子なのですが、ふとしたときに発する言葉が美羽の心にずっと残っていて、すごく大切に思っていた、好きだった人。

その冬月くんに何十年ぶりかに再会して、当時の恋心が燃え上がっていく話なので、深澤さんは撮影前、「どう演じたらいいのか」とちょっと悩んでいらっしゃったんです。そうしたら監督から「大人の色気を出して」と言われたみたいで、「どうやって出すんですか(笑)?」と言っていて。

そんな冗談を言いながらも、本当にステキな冬月くんを演じられています。普段、バラエティ番組で見せている顔とはまったく違う魅力を放っていらして、カメラ前に立つと冬月くんにしか見えません。美羽を演じるうえで、その存在がすごく助けになっています。

──撮影の合間にお2人とはどんな話をしていますか?

思い出せないぐらい、どうでもいい話ばっかりしています(笑)。

私がクランクインする前に、田中さんと深澤さんはお2人で番宣番組に出ていて、そのときにすごく仲良くなったそうなんです。それから現場では、お2人が小学生男子みたいな感じでわいわいとしているので、私はそれを注意する学級委員みたいな感じで。でも、たまに一緒になってワーッと遊ぶこともありますし、楽しく撮影しています。

──最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

台本を読んだときに、「1話でここまで進んじゃうの!?」「このあと書くことある!?」と思うくらいのスピードを感じました。かといって、内容の薄い部分はまったくなくて、美羽の心情の変化などが細かく描かれていたので、私自身丁寧に演じなければと思っています。

きっと美羽と宏樹の夫婦を見ていていろいろと思うのではないでしょうか。美羽が作り笑顔でいる姿にイラっとする方もいるかもしれないですし、宏樹に感情移入する方もいるかもしれない。いろいろな見え方があっていいなと思いますし、そういう物語なので楽しみにしていただきたいです。

そして、2話以降もジェットコースターのように物語が進行していくので、ドキドキしながら最後まで見届けていただけたらと思っています。