高級ブランド・エルメスの代名詞とも言える「バーキン」。

その原型となった、俳優のジェーン・バーキンさんが愛用した“オリジナル・バーキン”を、今、日本で見ることができるといいます。

今年(2025年)7月に行われたオークションで、“オリジナル・バーキン”を14億7000万円で落札したのは、リユース事業を展開する、日本企業「バリュエンスジャパン」。

19日から期間限定で、表参道で特別展示されているといいますが、高額で落札した品をなぜ“無料”で一般公開しているのか。(※11日24日まで、事前抽選制/抽選はすでに終了)
その理由を、「バリュエンスジャパン」の嵜本代表に聞いてみると…。

バリュエンスホールディングス 代表取締役 嵜本晋輔氏:
過去のブランドが出したコレクションであったり、作品たちも、すごくコンディションのいい状態で、日本にはたくさんストックされています。
『日本人が使っているからこそ、ものとしては間違いない』というような、(良いものを大切に長く使う)日本ならではの文化が、リユース業界全体を成長させる一番の起爆剤になっているのではないかと思っています。

嵜本代表は、「ものを大切にする」という日本文化と特に親和性が高いリユース業界に対し、“オリジナル・バーキン”を通じて、より多くの人に興味を持ってもらいたいと話します。

オリジナル・バーキンを鑑賞しに来た人:
かばん一個置いてあるだけなのに、「はぁ…」みたいな。

オリジナル・バーキンを鑑賞しに来た人:
触れないけど、もうあるだけで迫力というか、魅力的なかばんで。すごい夢を見たね。

美しさに圧倒 落札した瞬間の秘話

使い古されてなお価値があるという“オリジナル・バーキン”。特別に『サン!シャイン』のスタジオにお借りました。

その美しさに、感嘆する一同。特別に触ってもいいということで、『サン!シャイン』を代表して、谷原さんが触れてみることに…。

谷原章介キャスター:
見ただけで皮の質がいいことが伝わってきます。
…あぁ、14億7000万円は重いです。オークションでどんどんプライスが上がっていったときは、どんなお気持ちでしたか?

バリュエンスホールディングス 代表取締役 嵜本晋輔氏:
ものすごい緊張感で、落札でぽんとハンマーがたたかれた瞬間は、本当にほっとしたというか、「やった!」という思いになりまして。それと同時に、強い責任感が生まれて、やはりこれを次世代につないでいくという役割を、私たちが果たさなくてはいけないと、非常に強い責任感を。
実は、14億7000万円が私たちの(落札の)上限だったんです。なので、あとホントにワンビットでも乗られていたら、負けていたという。

松﨑涼佳アナウンサー:
今回は、本当に貴重なお品物をありがとうございました。

(『サン!シャイン』 2025年11月21日放送より)