世の中の約半分の人が知っていることを調査する『半!シャイン調査班』。
今回注目したのは「朝外食」。
「朝外食」とは、その名の通り朝早く起きて外でご飯を食べるという新しいライフスタイルのこと。
この物価高にもかかわらず、実は今、朝外食する人たちが増えており、その市場規模は過去最大を更新中!その理由をモーニング愛好家の大木奈ハル子さんに聞いてみると…。
モーニング愛好家 大木奈ハル子さん:
共働き世帯の増加があると思います。朝の家事を外注する。朝ごはんを外で食べたら作る手間もないし、片付ける手間もない。一日のスタートが身軽になるっていうのが大きい点だと思います。
昔から喫茶店でモーニングを食べる、トーストとゆで卵がついてコーヒーを飲むみたいな外食文化はあったんですけど、最近のチェーン店のモーニングは、ボリュームもあるものが多く、しっかり食べられるというのが売りなんです。
大木奈さんによると、朝外食に特に力をいれているのが、大手外食チェーン。
サイゼリアでは2025年6月、ドリンクバーつきで税込み300円から食べられる「朝サイゼ」を開始。
ハンバーグチェーン「ココス」では、2024年から30種類の料理が税込み1045円から楽しめる朝食バイキングを始めました。
昼とは違う?“朝限定”のつけ麺
そんな朝外食を調査するため、宮澤智アナウンサーがやってきたのは朝8時の東京駅。
まだ閉まっている店も多い中、行列ができている店が。
極太ちぢれ麺と魚介豚骨スープが相性抜群!つけ麺の人気チェーン「六厘舎」です。
しかし、なぜお昼どきではなく、朝食でつけ麺なのでしょうか?
男性(60代):
昼とは違うあっさりしたつけ麺だって聞いてたので。
女性(30代):
朝限定のつけ麺を食べに来ました。
みなさんのお目当ては、開店の午前7時半から2時間、東京駅限定で提供される“朝つけめん”(税込み790円)。
通常のつけ麺に比べ、朝食べやすいようにスープはあっさり仕様になっています。
昼時は最大で1時間ほど並ぶこともある六厘舎ですが、朝だけは待ち時間が少なめ。この回転率の高さこそ、出勤前など忙しい朝にうれしい人気の秘密!
通常時はつけ麺や中華そばなど、様々なメニューがありますが、朝の時間帯はつけ麺のみを提供しているため、調理の時間を省くことができるといいます。
メニューを選び入店すると、わずか1分半ほどで、つけ麺が到着。
宮澤智アナウンサー:
ん~おいしいです!結構濃厚な味わいなんですけれども、後味はすごくさっぱりしていて、重たく感じないです。
六厘舎 田中一仁さん:
通常ですと極太のちぢれ麺を提供しているんですけど、通常に比べて細い中太ストレート麺を使用しています。
実は、あっさりしたスープのほかにも、
朝でも食べやすいように朝つけ麺専用の中太ストレート麺を開発。六厘舎の代名詞、極太ちぢれ麺と比べてもその差は一目瞭然です。
宮澤智アナウンサー:
ちょっと細めでつるっとしているので、本当にのどごしがよくて朝にはいいですね、
朝から全然重たくなかったです!
きょう頑張りたいなという日とか、ちょっと時間あるなっていう日は、さっと入ってぱっと出てきてつるっと食べて。もう最高だなって思いました!アリです!
パン食べ放題のしっかり朝食
週末の朝から賑わっていたのは、「サンマルク」が経営するベーカリーレストラン。
みなさんのお目当ては…午前9時から11時限定のモーニングプレート。フライドエッグプレートは15種類のパンが食べ放題で税込み1078円。
喫茶店のモーニングとは違い、手頃な値段でしっかり食事がとれるのが特徴です。
家族で来た女性:
出かける前に腹ごしらえしようかなって感じ。お安くいろんな種類が食べられるから。
家族で来た女性:
家族であまり揃うことが減ってきちゃって。今日は朝みんないるから行ってみようかっていう時は外食したりします。
店内で焼き上げたパンを数分おきに席まで運んでくれるので、常に熱々のパンが味わえるのもうれしいポイントです。
“世界の朝ごはん”を味わえる
一風変わった朝朝食のお店があると聞きやってきたのは、東京・新宿にある「TASTE THE WORLD(テイスト・ザ・ワールド)」。
中に入ってみると、朝9時にもかかわらず店内はほぼ満席状態で多くの外国人の姿が見えます。
ここはアメリカやイギリス、台湾など、“世界の朝ごはん”が食べられるお店。
イギリスの朝ごはんは、ハーブソーセージに定番のベイクドビーンズ(税込み2090円)。
台湾の朝ごはんは、台湾風クレープなど屋台の定番メニューが一皿に(税込み1925円)。しかも、本場の味を忠実に再現。
メニューを作る際には、大使館の関係者などに試食を依頼しているんだそうです。
カナダから来た男性(20代):
味が最高だね。パンケーキにベーコン、まさにアメリカの代表的な朝食だよ。
アメリカから来た女性(20代):
日本でイギリスの朝ごはんを食べるなんて面白いかなって思ったんです。だって、イギリスの朝食を食べたことがないし、行ったこともないから。
様々な国の食文化を知ることができるため、多くの外国人も食べに来るというこちらの朝外食。宮澤アナも早速、その味を堪能してみることに。
注文したのは、期間限定メニュー、ウズベキスタンの朝ごはん。
現地で主食として食べられている「ノン」というパンに…トマトやナスなどが入った煮込み料理「シャクシュカ」など、現地の朝ごはんがワンプレートに。
宮澤智アナウンサー:
パンはしっとりとやわらかいです。甘みがあるパンですね。
TASTE THE WORLD 木村顕さん:
野菜が豊富な国なので、(シャクシュカは)鍋で作るサラダと呼ばれているんです。
宮澤智アナウンサー:
ラタトゥイユみたいな感じでおいしいです。野菜がたっぷりとれていいですね朝から。
日本にいながら、朝から海外旅行気分で充実したスタートを切れるかもしれません。
まさに、“早起きは三文の徳”!?朝外食の広がりはまだまだ続きそうです。
(『サン!シャイン』2025年11月18日放送より)
