世の中の半数が知っている「話題のモノ・事柄・言葉」に注目するコーナー『半!シャイン』。今回、取材班が注目したのは、『よもぎ蒸し』という言葉です。
街中でこの言葉を知っているか、様々な世代の約100人聞いてみたところ、「知っている」と答えたのは約4割。
40代が「知っている」と答える割合が高く、特に女性は8割以上が「知っている」と回答しました。
“汗活”として人気!『よもぎ蒸し』とは
一体、『よもぎ蒸し』とは何なのか。松﨑涼佳アナウンサーが調査に向かったのは、都内にある、よもぎ蒸し専門店「楽座や」。
店内には、穴の空いた椅子が並べられ、その下には温められた鍋が置かれています。
『よもぎ蒸し』とは椅子の下に煮立てたよもぎ・ハーブの蒸気を下半身からあて、体の内側から温めるというもの。
2000年初期頃に日本でブームとなり、コロナ期間中には自宅でもできる“汗活”として再び脚光を浴びました。
現在、全国で“よもぎ蒸しサロン”が次々オープンしており、その数なんと8245店舗!
ハーブの種類も多種にわたり、「楽座や」には、疲労回復やデトックスなど10の効能があるとされるドクダミや、美容に良く、潤いを補うといわれるクコの実を使ったハーブなど、全10種類が用意されています。
冷えやむくみにも効果…松﨑アナ『よもぎ蒸し』体験
今回、『よもぎ蒸し』初挑戦となる松﨑アナ。実はある悩みがあるといいます。
松﨑アナ:
冬になると、私冷えが結構ひどくて、手足が特に冷えたりむくんだりっていうのが気になりますね。
「楽座や」ハーブを監修・調合する 大塚まひさ先生:
夏が終わって、夏の湿気で体がむくみがちになったりするので。そのまま冬に突入すると、むくみがそのまま“冷え”になってしまうので、今のうちに汗で出しておくと冬の冷え対策になります。
冷えやむくみに悩む松﨑アナが選んだのは、レモンやショウガがブレンドされたハーブ。
早速専用のマントを羽織り「よもぎ蒸し」に挑戦!…と思いきやスタッフから「ちょっと待った!」の声が。
実は、ここでよもぎ蒸しの効能を高めるために重要なポイントがあるといいます。
「楽座や」スタッフ:
マントがめくれてしまうと蒸気が逃げて中が蒸されなくなってしまうので、最初にめくりあげていただいて、しっかりお身体ごと包んで座っていただくことが大事なんです。
調合されたハーブを煮込んだ蒸気を、皮膚だけでなく、下半身の粘膜からも吸収することで、より発汗作用が高まりじわじわ温まることができるのが、よもぎ蒸しならではのポイントです。
松﨑アナ:
もうぽかぽかしてきています。ここすごい、もう汗が…手が滑るくらいの汗かいていますね。
「楽座や」大塚まひさ先生:
1回30分の施術で、ハーブの蒸気を下半身から浴びて身体を芯から温めます。『植物成分×温め』で冷えを改善し、健康・美容をサポートします。
松﨑アナが受けたのは、30分2800円のコース。座り初めて10分ほどたつと、体に汗がにじんできます。サーモグラフィーで始めた直後と比べると、その差は一目瞭然。
「楽座や」スタッフ:
よもぎ蒸し体験中は、姿勢を意識して、蒸気をあてる場所に注目するといいです。
たとえば、座椅子の後ろ側にかけていただいて、あぐらをかく姿勢になっていただいて、蒸気を前面にあてることで、お腹周りがぽかぽかしたり。座り方ひとつで蒸気のあたる位置が全然変わってくるんです。
20分後、松﨑アナの顔には、顔を洗ったかのようなたくさんの汗が。普段は汗をかかない手の甲にも汗がにじみます。
「楽座や」スタッフ:
さらにこのマントを頭までかぶることで、『よもぎ蒸し』の効果を発揮することができるんです。
肩にかけていたマントで頭まですっぽりと覆うと、さらに効果アップ!頭までかぶることで、顔全体に蒸気が当たり、美容効果が期待できるといいます。
また、髪に蒸気をあてることでツヤ髪効果など、全身でよもぎ蒸しを楽しむことができます。
そうこうしている間に、あっという間に30分経過。スタッフから「以上で終了です」と声がかかります。
松﨑アナ:
ありがとうございました、ぽかぽかに芯から末端まで温まったような感じがします。
汗もたっぷりかけて、身も心もスッキリ!
しかし、ここで注意が必要です。たっぷりかいた汗を流すためにシャワーを浴びたいところですが、それにも「ちょっと待った!」の声が。
「楽座や」スタッフ:
実は終わった後、シャワーは浴びない方がいいんです。
タオルで拭き取ることで、よもぎやハーブのエキスが肌に浸透し、血行促進など、できるだけこの状態を長く維持することで、よもぎ蒸しの効果は最大限に維持されるんです。
これからどんどん寒くなってくる時期、冷えやむくみが気になる方は、ぜひ一度体験してみては?
(『サン!シャイン』 2025年11月4日放送より)
