11月11日、「秋の叙勲」の親授式が行われ、今回の最高位である桐花大綬章を受章した、前参議院議長の尾辻秀久氏らが、天皇陛下から勲章を授与されました。
中でも注目を浴びたのが、旭日大綬章を受章した、高市早苗首相の夫であり元衆院議員の山本拓氏です。
旭日大綬章とは、国家や公共に対し特に顕著な功績を挙げた人に贈られる勲章。夫の叙勲について高市氏は、自身のSNSで次のように明かしていました。
『SNS等で「総理大臣の夫だから?」との憶測も見られますが、叙勲の閣議決定は、私が総理に就任する前の石破内閣の時です。農林水産副大臣や衆議院で何度も委員長を務めた夫は、春の叙勲を楽しみにしていました。しかし2月に脳梗塞で倒れ、リハビリを頑張って体調が落ち着いてきたことから、秋の叙勲の栄誉に浴することになりました。』
(高市首相の公式Xより)
“緊張した表情”の真意は?「妻に見せるのはちょっと恥ずかしい」
2006年に山本氏が農水副大臣に就任したときは、自分のことのように大喜びしていた高市氏。
今回の親授式でも、勲章授与後、勲記を手渡す場面で、うれしそうに視線を送っているように見えました。
しかし、振り返った山本氏は口を真一文字に結んで、どこか緊張した様子…。
この表情の真意は何なのか?『サン!シャイン』は、山本拓氏の息子で福井県議の山本健氏に話を聞きました。
山本拓氏の息子 山本健 福井県議:
天皇陛下から勲章を受け取った際に、これまでのこともよみがえってですね、「目にこみ上げるものがあった」というふうに本人(父)が言っておりまして。
目が潤んでいる姿を、妻である総理にちょっと見せるのは恥ずかしいということで、総理大臣からの勲記を手渡される際には、下を向いてしまったと。
――普段、お二人はどんなご夫婦なのですか?
家の中にいる時は、2人ともドラマが好きっていう話ですけれども、実家の方に来たときは父親の部屋で、ドア開けるとソファーで2人並んでいつも座ってますんで。
どこまで言っていいか分からないんですけど…こそっと2人でお出かけしているっていうのはあるので、まあ仲いい夫婦だなと。
さらに、山本健氏は二人の夫婦の絆を感じたという、こんなエピソードを話してくれました。
山本拓氏の息子 山本健 福井県議:
うちの父親が体を壊した際に、本当に多忙な中でも時間を見つけて、本当に献身的に支えていただいたなと思っています。
今年(2025年)2月に脳梗塞を発症した夫の拓氏を、献身的にサポートしていたという高市氏。
一方、自らを“ステルス旦那”と言っていた拓氏は、首相になった妻をどんなふうに支えているのでしょうか?
山本拓氏の息子 山本健 福井県議:
激務の中、疲れて帰ってきた際にはですね、冗談で笑わせて。「気持ちを切り替えるように、冗談を言っているんだ」っていうことは本人(父が)言っていましたけど。
あまりうちの父親は冗談を言うタイプではないので、本当に冗談を言って総理を笑わせて、気持ちの切り替えを意識して応援しているのであれば、それは総理を意識して接しているかなと思います。
(『サン!シャイン』 2025年11月14日放送より)
