――小倉家のキャストのみなさんの印象はいかがでしょう。

北村さんは初共演ですが、とてもフレンドリーな方で、自然と“パパ”を感じました。これから、渉と順の父子で会話するシーンが出てくると思うので楽しみです。

『小さい頃は、神様がいて』第1話より

仲間さんは撮影の合間に、お子さんの話をしてくださいました。お子さんたちには緑豊かな自然に触れてほしい、とおっしゃっていて。「僕、虫が苦手で…」と返したら、「子どもができたら大変だよ。ポケットの中のダンゴムシを『はい』って渡されるから」と言われて、僕にはちょっと厳しいなと思いました(苦笑)。

『小さい頃は、神様がいて』第1話より

初共演の近藤さんとは、早い段階(ティザー撮影)から一緒に撮影をしていました。お兄ちゃん役やから頑張らないと、と思って「今年の夏、何かした?」「学生生活は大変?」って話しかけて。

そうしたら、スタッフさんから「その話している雰囲気を撮りたいので、そのまましゃべってください」とリクエストが。でも、そう言われると急に、何を話せばいいか分からなくなるんですよ。

心の中で「大丈夫やで!俺、しゃべるから任しとき」って思っていたら、近藤さんも同じように思ったみたいで「好きな食べ物は何ですか?」って先に聞いてくれて。僕が0.1秒遅かったんですが、あの時の近藤さんが印象的でした。

小瀧望 舞台主演が続くも「ドラマはすごく難しい」

――小瀧さんはWEST.のメンバーとしてのみならず、俳優としてもさまざまな分野で活躍しています。舞台とドラマの違いは、何か感じますか?

お芝居をするという部分に関しては変わらないと思いますが、ドラマはすごく難しいです。舞台やミュージカルは長いと数ヵ月間稽古をするので、何度もトライできますし、同じお芝居でも日によって感じ方が違い、ちょっとずつ自信がついてくるんです。でもドラマは準備と瞬発力…特に瞬発力が大事な気がします。

僕はドラマ出演自体も2年ぶりなので不安もいっぱいあります。ドラマへの苦手意識を壊していきたいですし、今回、本当に素敵なキャストの方に囲まれているので、いろいろなこと吸収して、自分のなかに落とし込んで、順を演じていきたいです。

『小さい頃は、神様がいて』第3話より

――最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

さまざまなキャラクターが登場しますが、みんな身近にいそうな人ばかりで、「こういう人いる!」「こういう会話あるある!」と、ニヤニヤしながら観てしまうと思います。でも、グッとくる部分もあって、その緩急が本当に面白いです。

物語が進むにつれてどんなことが起こるのか、僕もまだ結末を知りません。でも、現実の世界だってそうですよね。明日、何が起こるか分からないなかで、僕たちは生きている。このドラマのキャラクターたちも、この先どうなるんだろうと思いながら過ごしているのではないでしょうか。最後までぜひご覧ください。