小野花梨さんと石井杏奈さんが、恋人役を演じる心境を語りました。

主演・北村有起哉さん×共演・仲間由紀恵さんによる、木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』に、小野さんと石井さんが出演しています。

本作は脚本家・岡田惠和さんの最新作。二人の子を持つ小倉渉(北村)と、その妻・あん(仲間)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かく届けるホームコメディです。

小野さんは、渉たちが住む三階建てマンションの二階の住人で、明るく社交的な樋口奈央を演じます。石井さんが演じるのは、奈央と一緒に暮らすパートナーで、人見知りだけれどやさしい高村志保。

小野さんと石井さんは、映画『ガールズ・ステップ』(2015年)以来の共演で、公私ともに仲良し。そんな2人に、役への意気込みや撮影現場でのエピソード、お互いの共通点などについて聞きました。

小野花梨 恋人役の石井杏奈に安心「何の不安もない」

――出演オファーを受けた際は、どのような気持ちでしたか?

小野:嬉しかったです。私たちが演じる奈央と志保はとても仲のいい恋人ですが、私も杏奈となら、何の不安もなく楽しんで撮影ができると思いました。お互いの出演が決まったときに杏奈が連絡をくれて、「これから一緒に、いっぱいご飯に行こうね」って約束しました(笑)。

石井:撮休のたびに行ってるよね。

小野:最近ずっと一緒にいられるので、嬉しいです。

石井:私もお話をいただいたときはすごく嬉しくて、とても素敵なキャスト、スタッフのみなさんと一緒に、魅力的な作品に参加させていただけることに幸せを感じました。

花梨と恋人役というのも本当に嬉しくて、すぐ連絡しちゃって(笑)。現場に入ってからも、この気持ちがずっと続いていて、花梨とだからこそ毎日楽しく撮影できているなと思っています。

『小さい頃は、神様がいて』第1話より

――奈央と志保は高校の同級生で、やがて恋人同士になり、現在は一緒に暮らしています。自身の役の魅力を教えてください。

小野:奈央は明るくかわいくて、志保のことが大好きです。奈央のように照れや打算的な気持ちが一切なく、愛情100%で相手に接するって、実際はなかなかできることではないと思うんです。

大好きな相手でも、恥ずかしかったり傷つくのが怖かったりして、愛情を出し惜しみしてしまうことがあるかもしれませんが、奈央はそれが一切ない。アクセル全開で志保を愛していて、志保も同じくらいの愛を返してくれる。その関係性がまぶしすぎます。

役を通して疑似体験させていただいているわけですが、毎日本当に幸せです。ずっと笑ってるよね(笑)。

『小さい頃は、神様がいて』第1話より

石井:ずっと笑ってるし、ずっと楽しいし、本当に素敵な役をいただきました。志保も奈央のことが大好きで、ずっと一緒にいたいと心から思っている、一途な子です。内向的な性格を強めのヘアメイクで隠そうとしたり、夢に向かっていく姿勢は人一倍強かったり、たまに毒舌だったり、いろいろな面を持っています。

奈央と志保は、とにかく仲がいいです。第1話の台風のシーンでは、2人で手をつないでキャッキャ言いながら走っていましたし、どちらかがヘコんでいたら相手が当たり前のように助けてあげるし、寝るときも起きてからもずっと一緒。

部屋の中には、2人の思い出の写真がたくさん貼ってあるんですけど、そこからも“2人で生きている”という感じを強く受けました。