福山潤さんが、声優業以外の活動も活発だった2025年を振り返りました。

福山さんは、1997年に声優デビュー。『コードギアス反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージ役、『おそ松さん』の一松役、『キングダム』の嬴政役など、話題作に出演。

2025年は、2月にコンピレーションミニアルバム『Reflection』を発売、2月に2020年から伸ばし続けていた髪を切る『福山潤断髪式』を開催、7月に一人朗読劇『作家、46歳、独身』に出演するなど、さまざまな活動で注目を集めています。

現在、TVアニメ『破産富豪 The Richest Man in GAME』に出演している福山さんに、ルーティン、声優の仕事としての魅力、2025年を振り返った感想などについて聞きました。

福山潤 独自のルーティンは「車に乗る前に缶コーヒーを買う」

──仕事前やアフレコ前のルーティンにしていることはありますか?

よく車移動をするのですが、車に乗る前に缶コーヒーを買うというルーティンはあります。仕事前に限らず温かいものを飲みたくて、本当は白湯がいいのですが冬以外は売っていないので、通年ホットがあるコーヒーにしています。

ただ、移動ごとに買うので、5現場とかある日はとんでもない量を飲むことになって、自分の首を絞めることに(笑)。

ルーティンと言えるものはそれくらいでしょうか。あとは、あらゆることに対して“変える”を意識していて。例えば、台本のチェックの仕方も毎年変えているんです。ボールペンで囲いをつけていたときもあれば、何も書かずにいたときもあります。

今は年齢的に視力が悪くなってきたので、オレンジ色のマーカーで印をつけているのですが、それも全作品でやっているわけではなくて。セリフが多かったり、テンポが速かったりする作品以外でマーカーは使いません。そうやって目を慣らさないようにしています。

台本も、普段は左手で持つことが多いですが、たまに右手で持つようにしています。片側ばかり使うと体が歪んで肩が凝ってしまうから、バランスをとるために意識していることですね。