──沖縄での撮影で印象的だったことはありますか?

澄んだ海や空を目の前にすると、それだけで開かれる気持ちがあって、「この場所で美海はこうやって過ごしてきたんだな」ということもわかって、そこに立つだけで生まれる説得力みたいなものがたくさんありました。ですから、沖縄という場所にすごく感謝しています。

映画『366日』より

印象的だったのは、赤墓ビーチというプライベートビーチで撮影をしたのですが、想像以上に日焼けをしたことですね(笑)。

沖縄の海の砂って、ものすごく白くて。だから、いくら日傘をさしても照り返しで、どんどん肌が焼けてしまって。それがある意味、役の説得力にもつながっていたかなと思います。

上白石萌歌 もともと大好きだった沖縄を堪能し「より沖縄愛が強まりました」

──撮影以外で、沖縄は堪能できましたか?

これまでにも何度か沖縄に滞在したことがあり、そのときに見つけたお気に入りのステーキ屋さんがあるんです。そこに空き時間に行きましたし、ほかにも沖縄そばや、たくさん美味しいものをいただきました。

あとは、カチャーシーを踊るシーンがあるのですが、エキストラの皆さんは現地の方だったので、その場で教えていただいて。私、三線が少し弾けるのですが、エキストラの方から三線をお借りして弾かせていただいたりもして、楽しかったですね。

もともと沖縄愛を持っていましたが、この作品に携わったことでより沖縄愛が強まりました。

──沖縄で撮影した、お気に入りのシーンはありますか?

海の上につくられた約5kmの「海中道路」という有名な道路があるのですが、そこを湊と自転車をこぐシーンや琉晴とバイクに乗るシーンですね。その海を前にするだけで泣けてくるような、何かこみあげてくるような気持ちがあって、すごく印象に残っています。

映画『366日』より

──作品全体を通して、湊や琉晴とのキュンとするシーンも多くありますが、上白石さん自身がキュンとしたシーンはありますか?

湊と一緒にCDショップで試し聴きするシーンです。ヘッドホンの片方ずつを2人それぞれ耳に当てて曲を聴くっていうシチュエーションは、やっぱり憧れますよね(笑)。

今は、配信で曲が聴けてしまうので、CDショップに行って試し聴きをするってことも少ないと思うんです。だからこそ、当時の、その場に行かないと聴けない特別感も感じましたし、憧れを体験できてうれしかったです。

映画『366日』より