5月28日は「女性の健康のためのアクション国際デー」。すべての女性の健康を願い、世界中が連帯してさまざまな課題に取り組もうという活動です。
この取り組みに合わせ、「腟内フローラとセルフケア」と「女性ホルモンとホルモンマネジメント」について、日本産科婦人科学会所属の産婦人科専門医・吉形玲美先生と、歌手・俳優の茂森あゆみさんが対談しました。
腸内だけフローラだけじゃない、腟内にいる善玉菌
まず話題にあがったのは、“腟内フローラとセルフケア”について。

吉形先生は、腸の中のさまざまな細菌を「腸内フローラ」と呼ぶように、腟の中にも腸と同じように良い菌(善玉菌)と悪い菌(悪玉菌)がいて、それらを「腟内フローラ」と呼ぶといいます。

「腟の中には腟粘膜があり、粘液からグリコーゲンという成分が出てブドウ糖に変わる。そして、“ラクトバチルス乳酸菌” という腟内の善玉菌によって乳酸を産生します。この乳酸が病原菌や雑菌をやっつけてくれます。
通常、腟内は酸性に保たれており、酸には「いろいろな雑菌をやっつけてくれる働きがある」そうです。しかし、閉経を迎えると女性ホルモンが減るとともに 、腟内のラクトバチルス乳酸菌も減ってしまい、腟内を酸性に保つことが難しくなります。また、ラクトバチルス乳酸菌自体に免疫作用もあるため腟内の免疫力も低下しやすくなります。

「女性ホルモンが減ると悪玉菌が増え、かゆみ・乾燥・におい・萎縮性腟炎など、フェムゾーンのトラブルにつながりやすく、ラクトバチルス乳酸菌を常に補ってあげるような、フェムゾーンのケアをしてあげることがとても大事」(吉形先生)
健康で、心地よい毎日のために欠かせない、フェムゾーンのケア
では、一体どのようにケアをすれば良いのでしょうか。
洗顔後そのままにしていると顔がつっぱるように、フェムゾーンも同じ状態になるといいます。そのため吉形先生は、洗った後は「必ず保湿を」と呼びかけます。

顔に化粧水や乳液をつけるのと同じようにフェムゾーンも「保湿をした後にオイルや美容液的なもので蓋(ふた)をしてあげる。その保湿アイテムにラクトバチルス乳酸菌が入っているとより良い」と言います。
さらに、一歩進んだケアとして直接、腟内にラクトバチルス乳酸菌を届けるインナージェルもあるそうです。
茂森さんは、日々のフェムゾーンケアは欠かしていないものの「腟内に入れるジェルはちょっと勇気がなくて、なかなか踏み込めない」と明かしましたが、抵抗を感じる方も、実際に使ってみるとその効果や使いやすさを実感できることが多いようです。
「est’re(エストール)」“自分らしい毎日”のために考えられた、婦人科学に基づく確かなアプローチ

管理栄養士で更年期のヘルスケアに詳しい、メノポーズカウンセラーの三浦知代さんがおすすめするのは、女性らしさを支えるセルフケアブランド「est’re(エストール)」の商品。すべてにラクトバチルス乳酸菌(※1)が配合されているのが特徴です。

まずは「デリケートソフトウォッシュ」を使い、大切な善玉菌を残して、不快感は残さない。低刺激の優しい泡で洗い流します。

そして大切なのが保湿。乾燥から肌を守る贅沢な保湿成分をたっぷり配合された「デリケートソフトジェルクリーム」。すっと伸び肌なじみが良いテクスチャーで潤いを与えます。

続いて、バラから抽出された、ローズプラセンタエキスや天然由来100%の植物オイル4種類が配合された高保湿の「デリケートリッチオイルセラム」でも保湿。長時間しっとり感が続き、肌の潤いを閉じ込めてキープし、ふっくら柔らか肌へ導きます。こちらは茂森さんも普段から使用しているそうで「毎日つけたくなっちゃう」と微笑みます。

最後に、善玉菌ラクトバチルス乳酸菌を腟内に直接届けることができるフェムゾーンのスペシャルケア「インナージェル」。乳酸やヒアルロン酸も配合で快適なフェムゾーンへ導きます。キャップを外して先端から7cmほどを腟内に入れることで、中のジェルを直接届けることができるそうです。
茂森さんはジェルを手の甲に塗って「浸透しているのがわかります」と笑顔に。三浦さんによると「1週間に2〜3回を目安に使う方が多い」そうです。
(※1)ラクトバチルス乳酸菌の成分:乳酸菌培養液、デキストリン、ウメ果実エキス、海水(全て皮膚コンディショニング成分)(ウォッシュ・ジェルクリーム・オイルセラム)、乳酸桿菌、乳酸桿菌/ダイズ発酵エキス(インナージェル)
茂森あゆみが検診体験!その結果とは
続いてのテーマは「女性ホルモンとホルモンマネジメント」。

茂森さんは自身の女性ホルモンの状態とそれに関連する各種検査項目を調べるため、吉形先生が在籍するクリニックで検診を受けました。

まずは骨密度の検査から。吉形先生は「女性ホルモンが急に下がってしまうと骨密度が急に減少するため、女性は特に女性ホルモンが揺らぎ始める40代になったら骨密度検査をすることがとても大事」と言います。
続いて、血管のしなやかさを見る検査・立位CT検査・尿検査で、エクオール産生能(大豆イソフラボンの一種である「ダイゼイン」を腸内細菌によってエクオールに変換する能力)をチェック。

骨密度は、20〜30代の骨密度を「100%」としたときの数値と比較して「80%以上」が正常、70%以上80%未満が骨減少症、「70%未満」が骨粗しょう症と言われています。茂森さんの骨密度は「98%」と非常に良い状態だそうで、安堵の表情を見せました。
骨粗しょう症の人は骨密度が低いため、転倒による骨折のリスクが高くなるとのこと。

吉形先生によると「骨には“骨をつくる細胞(骨芽細胞)”と“骨を壊す細胞(破骨細胞)”があり、この2つが新陳代謝を促している」という。

しかし、更年期を迎えて女性ホルモン(エストロゲン)が減ると、そのバランスが崩れて骨密度が減少し、骨折のリスクが高まると解説しました。

続いて、血管のしなやかさを確認。吉形先生は「血管が柔らかいと血液はスムーズに流れるので病気のリスクが少なく、カチカチの場合は脳卒中や心筋梗塞などの原因になりやすい」と説明します。
血管の硬さを表す数値が「1400」を超えると動脈硬化リスクと言われており、茂森さんは「1400」を超えてはいませんが、年齢平均より少し高く不安気な表情に。
しなやかな血管を保つことにも女性ホルモンが関係すると聞いた茂森さんは、「ホルモンマネジメントは大事ですね。色々つながっているんですね」と驚きの表情。
体内で「エクオール」を作れるのは約3人に1人
そこで気になるのが、女性ホルモンのケアの方法です。

吉形先生は「食事で大豆食品を摂ると、大豆イソフラボンという成分が腸内細菌によって“エクオール”という成分に変わる」と言います。エクオールは“植物性の女性ホルモン”と言われるほど女性ホルモンと構造が似ており、足りない女性ホルモンの働きを補ってくれるそうです。

しかし、吉形先生の研究によると、誰もが体内で大豆イソフラボンからエクオールを作れるわけではなく、作れる人は約3人に1人の割合とのこと(※2)。果たして、茂森さんの診断結果はどうだったのでしょうか?
(※2)「WHITE PAPER:エクオールの女性に対するアンチエイジング効果」より
エクオールを生成する腸内細菌のバランスは、おおよそが幼少期の食生活や環境因子などで決まるそうですが「サプリメントでエクオールそのものを摂取することができる」と解説。
また「骨の健康や血管の健康、更年期症状の緩和にもホルモンマネジメントの一環として、サプリメントを摂取することも非常におすすめです」とアドバイス。茂森さんは「いい機会、変われるチャンス」と笑顔を見せました。
「エクオールN/ラクトビオン酸」でホルモンマネジメント

吉形先生のオススメは、エクオールを直接摂取できるサプリメント「エクオールN/ラクトビオン酸」。

さまざまな研究によって、1日あたり約10mgのエクオール摂取が望ましいとされおり、更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防などさまざまな効果が期待できます。
「エクオールN/ラクトビオン酸」は、1日3カプセルでエクオール10mgを摂取できます。さらに、カプセルにはエクオールの吸収を促進するラクトビオン酸が150mg配合されています。ラクトビオン酸はカスピ海ヨーグルト100gにわずか2mgしか含まれていない、非常に希少な成分で食品から摂取することは難しいとされています。
また、繊細な女性のために、「エクオールN/ラクトビオン酸」は防腐剤や保存料、香料など添加物が一切入っていない自然由来のサプリメントで、吉形先生は「長い間、摂取するにはとても安心」とコメント。茂森さんは「本日から始めたいと思います」と意欲を見せました。