<市原隼人 コメント>
このたび、敬愛する三谷幸喜さんの世界に参加させていただけたことを心より嬉(うれ)しく思っています。自分自身も人生を預けている役者、芝居、演劇の世界が描かれている物語に埋没できる喜びは計り知れませんでした。
登場人物の役者が必死に泥臭く生きながら見る儚(はかな)い夢に心を奪われ、とにかく作品に夢中になりました。
私たちは一つひとつの作品に命をかけています。そんな思いがときに面白く笑えたり、ときに美しかったり、ときに泣けるほど切ない姿をお楽しみください。
出演者のみなさまは底がないほどに温かな人間愛があり、個性豊かな人間が集まる現場に向かうのが楽しみで仕方ありませんでした。
菅田将暉や神木隆之介とそれぞれ15年や20年ぶりの再会は、親心のような思いで微笑(ほほえ)ましかったです。この真っ直ぐな2人のために何かできるなら、何かを失うことも苦じゃない。と、思わせてくれた2人と縁をいただけたことにも心より感謝しています。