竹中直人さんと、三浦宏規さんが、ミュージカル『のだめカンタービレ』の思い出を語りました。
ゲストが自身の“激推し”しているものを紹介する『ノンストップ!』(フジテレビ)月曜恒例のコーナー。8月25日の放送に、「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート」に出演する竹中直人さんと三浦宏規さんが登場しました。

この作品は、2023年に上演されたミュージカル『のだめカンタービレ』の東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラコンサート。前作に続き、のだめ役を上野樹里さん、千秋真一役を三浦さん、シュトレーゼマン役を竹中さんが演じます。
オファーを断らない男・竹中直人が唯一断った役は?「ドイツ人役ですからね(笑)」

竹中さんは、個性豊かな演技が脳裏に焼き付く“変幻自在のベテラン俳優”として、数多くの作品で活躍しています。
個性的なキャラクターの数々を演じてきた竹中さんですが、“どんな役でも全て引き受ける”そうで、「台本を読んでから(考える)という言葉が嫌いなんで。僕と一緒にやりたいと言ってくださる方がいるだけでうれしいんです。現場を見てみたいという気持ちがいつもあって、役は自分にとっては二の次なんです」と明かしました。
そんな竹中さんですが唯一断ったというのが、『のだめカンタービレ』の世界的なドイツ人指揮者であるシュトレーゼマン役だったと言います。
「さすがに...ドイツ人役ですからね(笑)。演じるのが難しいというか、僕は日本人だし、背も高くないし、顔の彫りも深くないですから」と笑いました。
ドラマ版のプロデューサー・若松央樹さんと、演出家の武内英樹さんに「この役は出来ません」と直訴したら「2人ともすごく寂しそうな顔をして...。それが胸に刺さってしまい『じゃあ、特殊メイクで鼻を高くして、カツラを被るのはどうですか?』と提案したら『それでいきましょう!』と(笑)」と回想。
また、「原作とは全然違くなってしまって。原作の二ノ宮知子さんはショックを受けたんじゃないかと、いまだに思っています」と恐縮すると、三浦さんは「いま漫画を読み返しているのですが、これ(竹中さんの演じる役)がいいんですよ!」と笑顔で語りました。
三浦宏規 ミュージカル界のプリンスからの言葉に照れ笑い「こんなに真っすぐな言葉を...」

一方の三浦さんは、最も注目される新進気鋭の俳優として、話題のミュージカルや舞台に数多く出演しています。

番組には、三浦さんの魅力について、ミュージカル界のプリンスとして知られる井上芳雄さんからコメントが届きました。
井上:ポテンシャルが服を着て歩いている。ミュージカル俳優に必要な要素を全て持っている。僕も生まれ変わったら三浦宏規になりたい。
三浦さんは、「本当に芳雄さんにはお世話になっていて、憧れの先輩なんです。芳雄さんは舞台上でも、わざとトゲのあることを言って笑わせてくれたりするのですが、こんなに真っすぐな言葉を言ってくれたのが初めてで…。本当にたくさんのことを教えてくれた先輩です」と、顔に手を当てて照れ笑いしました。
ドラマ版の千秋役・玉木宏の言葉に救われる「少し肩の荷が下りました」
三浦さんは、2023年に上演されたミュージカル『のだめカンタービレ』で指揮者を目指すエリート音大生・千秋真一役を熱演。
母親がピアノ講師であり、クラシック音楽に慣れ親しんで育ったこともあり、「ずっとドラマ『のだめカンタービレ』を見て育ってきたんです。なので、オファーをいただいたときは意味が分からなかった」と振り返りました。
ドラマ版では玉木宏さんが演じていた役でしたが、「ずっと緊張していました。お客さんにも『玉木さんのイメージがあるだろうな...』と思っていたので、怖かったんです」と告白。

しかし、玉木さんが実際に足を運び観劇してくれたそうで、「『頑張っているね』と声をかけていただき、救われました。それまで面識はなかったのですが、舞台にお越しいただきまして。それから少し肩の荷が下りました」と感謝しました。
続けて、「玉木さんが来てくれた日は、無意識に玉木さんの千秋役に自分の演技が寄ってしまいました(笑)」と語り、笑わせました。