夏休みまであと1カ月。
世界的な旅行サイト「トリップアドバイザー」によるとこの夏、人気の旅行先ランキング
国内の第1位は沖縄県那覇市、2位は沖縄県恩納村と、沖縄に注目が集まっています。

航空・旅行アナリストの鳥海高太郎氏によると、7月末オープンする、新テーマパーク「ジャングリア沖縄」が人気の理由の一つなのではということです。

国内旅行人気が高まる中、“海外サイト”を通した国内の宿泊予約で、トラルブが発生しています。

ビジネスホテルの「東横イン」によると、海外サイト経由で予約した情報が、ホテル側に通知されず、部屋の確保がされていない、予約した部屋タイプや日付が異なっている、ホテルで設定した宿泊料金よりも大幅に高い料金で販売されている、キャンセル不可で販売されるというようなトラブルが起きているといいます。

これを受け東横インは6月16日に、「提携サイトに提供している空室枠が、一部のエージェントによって、海外予約サイトで転売されトラブルが発生している」と公式HPで注意喚起を行いました。

このようなトラブルは、他のホテルでも起きており、ホテル・ルートインは2024年11月に「一部の海外旅行サイトでの宿泊予約が確認困難な場合がある」と、ホームページで注意喚起。現在も、その状態が起こる可能性があるといいます。

実際に、名古屋から東京に遊びに来たという2人組は、ある予約サイトを利用してホテルを予約したと言いますが…。

名古屋から来た旅行客(20代):
部屋をアップグレードしませんか?みたいな連絡が(予約サイトから)来て、料金的にもそんなに変わらなかったので、アップグレードしますよ、みたいな感じで予約を変更したら、実際に東京きてフロントに行ったら、「すみません、二部屋取られているんですけど…」みたいに言われて。

2人がホテルに事情を説明したところ、幸い、ひと部屋分はキャンセルとなり事なきを得たということです。

なぜこのようなトラブルが起きてしまうのか。鳥海氏によると、これは日本と海外のシステムの違いによって起こってしまうといいます。
国内の多くの旅行予約サイトの場合、ホテルとサイトが直接連携しており、予約情報が正確、かつ迅速に共有されます。

一方、一部の海外の旅行サイトでは、直接連携に加えて、“エージェント”という代理業者がおり、提携サイトから購入して空き室を確保、予約サイトに掲載するというケースがあるため、ホテルとの情報共有にずれやミスが起こることがあるといいます。

一部の悪質なエージェントを見抜くのは困難で、不安なときは、予約した後にサイトやホテル側に再度確認行ってください。

スペシャルキャスター カズレーザー:
我々が海外のホテルなどを予約するときに入るエージェントみたいに、海外から来る人向けのエージェントがたくさんあって、そういうところがまとめて取ってしまったりするんですけど、そういうところは日本国内のホテルが改善命令などを政府を通して言ってもらっても、対応してくれないんですよね。すぐには。今でも白タク問題とかずっと問題になっているけど全然改善してくれないし。

旅行トラブル体験談「現地でデモが始まったり」

『サン!シャイン』の視聴者からも、旅行先での様々なトラブルエピソードが届きました。

・ホテルに着いたら予約がなくて宿泊ができなかった。予約時の画面をスクショしていたのでホテル側に見せたがそれでも、満室で泊まれなかった(50代)
・ドイツとニュージーランドで全く同じ詐欺に遭いました、なさけないです(30代)
・ガイドさんが空港に迎えに来てくれず、途方にくれた。寝坊でした(50代)
・アメリカでバスの中、ギャングに襲われ死ぬかと思った(40代)

――これまで旅行でトラブルなどはありましたか?
肉乃小路ニクヨ氏:

バンコクに行ったときに、現地でデモが始まったりして、なかなか帰りにくくなったことがありました。あとは、タクシーとかでちょっと違うところに高い料金で連れて行かれて、途中で「降ります!」ってなんとか降りて、幸いなことにその後別のタクシーを拾えたから良かったんですけど…。
ただ、最近グーグルマップとか、地図を見ながらやっていくと、ちょっと遠いところを通っているとわかるので、タクシー乗るときは地図アプリとかを開いた方がいいと思います。

スペシャルキャスター カズレーザー:
実際、どれくらい現地の人を信用していいのか。最近は海外に行ったらそのまま犯罪組織に拉致されるということも報道されているし、実際に自分がいくところがどれだけ安全か、安いけどそれなりのリスクがあるのかちゃんと調べないと。
激安旅行がはやっているじゃないですか?円が弱いから。それはそれ相応のリスクがあるんだということを、ちゃんと言うべきだと思います。

(『サン!シャイン』 2025年6月20日放送より)