5月10日、世界のエンタメの中心地、ニューヨーク・タイムズスクエアで開催された全米最大級のゴスペルフェス「マクドナルド・ゴスペル・フェスト2025」で、新たな歴史が刻まれました。

年齢も立場もバラバラの86人が快挙

登場したのは…日本から参加した聖歌隊「Sakura Japanese Choir」です。

9歳から82歳まで、総勢86人のメンバーが全身を使ってリズムを刻み、圧巻の歌声を披露すると、会場は歓喜の渦に包まれました。

そして、ゴスペルの本場でクワイア部門優勝という快挙を成し遂げたのです。

どん底で出合った「ゴスペル」に感謝

今回、迫力満点の歌声で聖歌隊を率いたのは、ゴスペルシンガーのTiAさん。

SNSを通じて全国から集まったメンバーは、会社員や専業主婦など、立場も様々だといいます。

TiA:
ほとんどの方がプロのシンガーとかではなくて、とにかく「ゴスペルを歌いたい」という人が集まった86人です。
オンラインで動画を送ってもらって、私がフィードバックを返したりとかして。とにかくもうやれることは全部やりました。

では、ソロ歌手として活躍するTiAさんが、なぜ聖歌隊での参加を目指したのでしょうか?

彼女がゴスペルと出会ったのは、今から9年前のこと。

TiA:
歌手をやめようと思って、どん底で生きる元気すらなかったような時だったんですけど、そこでゴスペルに出合って。
みんなで歌うってすごい幸せなことなんだよというかパワーがあるんだよというものを感じてもらいたくて…。

「サン!シャイン」スタッフの目の前で歌声を披露してくれたTiAさん

86人のメンバーを集い大会に挑戦した理由は、自らを救ってくれたゴスペルへの感謝の思いだといいます。

(『サン!シャイン』2025年5月30日放送より)